マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

ハナショウブ (県立相模原公園)     2020.06.09(火)

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ハナショウブ

ハナショウブ県立相模原公園水月園)
 日本の山野の湿地に自生するノハナショウブをもとに作出された園芸種。江戸時代に、多くの品種が生み出されました。当時生まれた江戸系、肥後系、伊勢系が代表的な家系として知られ2000以上の品種があるといわれています。「水月園」では、およそ118品種22000株のハナショウブが咲きそろいます。

 

 相模原公園ハナショウブが見事というので行ってきました。系統によって花の種類が違うんですね。江戸系は華やかで見応えがあります。伊勢系・肥後系は室内鑑賞用に発展してきたので、横から見た姿が美しくなるように改良されてきたそうです。

 

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ハナショウブ 江戸系
江戸時代末期、菖翁と呼ばれた幕臣の松平左金吾定朝が300品種を超える新しいハナショウブを作出し江戸でブームが起こりました。上から見るのに適した花を咲かせる品種が多くあります。

 

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ハナショウブ 肥後系
江戸時代末期、肥後藩細川斉護が江戸の菖翁から品種を譲り受けたことで藩の間に広まりました。長い間門外不出をして扱われていました。室内での鑑賞という独自の発展を遂げ、大きく豪華な花を咲かせるのが特徴です。

 

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ハナショウブ 伊勢系
江戸時代中期、伊勢松坂の吉井定五郎によって栽培がはじめられた品種で、伊勢花菖蒲は三重県の天然記念物に指定され県の花となりました。外側の大きな花弁が垂れるのが特徴です。

 

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サカタのタネグリーンハウス
公園内にある大温室には、熱帯の植物がたくさん。熱源は隣接する清掃工場のごみ焼却熱を利用しているそうです。

 

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コスツス・バルバツ

赤い花に見えますが、赤い部分は苞と呼ばれる葉が変形したもので、黄色いのが花です。コスタリカ原産の花です。

 

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パキスタキス・ルテア

こちらも黄色いのは花ではありません。黄色い苞に白い花が咲いています。熱帯アメリカに分布します。

 

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タビビトノキ

マダガスカル原産。名前の由来は、自生する旅人の木が、左右に広がる葉の表面が南を向き、葉が東西を向くので、旅人がコンパスの代わりに利用した。葉柄に水を溜めるたので旅人が喉の渇きを潤したからなどといわれています。

 

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ウツボカズラ
おなじみの食虫植物です。植物ってただそこにあるだけのようでいて、いろいろ考えながら進化しているんだよね。不思議だぁ。

 

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ツンベルギア・マイソレンシス

南アジアからアフリカにかけて分布するツル性多年草で草丈は10mにもなるそうです。花は1mにもなる花茎に均等に咲きます。熱帯の植物の色は独特です。

 

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金鯱
サボテンの王様として有名な品種で、こちらは何と、年齢約50歳!まだまだ大きくなるそうです。温室の2階にあります。

 

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フランス式庭園
温室からながめていると王族になった気分。

 

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スモークツリー

モフモフなお花がさいていました。といっても正確には花そのものではなく、花が咲き終わった花穂だそうです。「煙の木」や「霞の木」、「白熊の木」ともよばれています。

 

 緊急事態宣言が解除されたとはいえ、仕事量は元には戻りません。梅雨入り直前の貴重な晴れ。しばらくは県内移動しかできませんが、有休をとってお出かけしてきました。園内あちこちにとってもきれいな花が咲いていて心が癒されました。