マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

伊賀上野・松阪 お城めぐり雑記    2015.10.31(土)

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芭蕉像 (上野市駅前)
忍者の里、伊賀上野で生まれ育った松尾芭蕉。実は忍者で、全国を旅していたのは諜報活動のためだったとか。本当のところはどうなのでしょう。


上野市駅 伊賀上野城下町→ 松阪駅 松阪城下町

桑名に用事ができたので、前日に回れる百名城を2つ(伊賀上野城松坂城)回ってきました。朝早くの新幹線で新横浜を出発しても着くのは10時。やっぱり遠いなぁ。名古屋から四日市、亀山、伊賀上野と乗り換えて上野市駅へ。伊賀上野での乗り換えは改札を出ないので車内清算。亀山から先はワンマンで2両しかないから、亀山までの間に清算しておいて正解。とにかく人が多くていつもこんなに混んでいるのかしら、と思いながら伊賀上野城まで行くとウォーキングイベントが開催されていました。ちょっと参加してみたかったけど、申し込みをしてなかったので無理でした。お城をみたあと、城下町をぷらっとしてきました。


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俳聖殿
伊賀上野城公園内にある俳聖殿も天守閣復興の川崎克氏が私財を投じて建設しました。


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忍者博物館の脇には忍者がいっぱい。
伊賀の町では、あちこちで忍者に変身できるそうです。


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公園内できれいに咲いているこの花はサザンカかな


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旧崇廣堂
文政4(1821)、伊勢津藩第10代藩主藤堂高兌の時代に伊賀・大和・山城の領地に住む藩士の子弟を教育するため、津の藩校有造館の支校として建てられました。創建当時のまま残る貴重な国の史跡です。


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芭蕉生家
正保元年(1644)芭蕉翁はここで生まれました。釣月軒は芭蕉翁が処女句集「買おほひ」を執筆したところで、伊賀へ帰省の折にはこの建物で過ごしました。


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延命厄除地蔵尊
天満宮へ行く途中にある地蔵尊には石が五つ。説明はなかったけど、この石も願い事をかけて持ったら軽くなったりするのかなぁ。


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上野天満宮(菅原神社)
創建は不詳ですが、藤堂高虎による城下町建設の際にこの地に奉遷城郭鎮守として祀られました。毎年10月に行われる秋祭りは関西秋の三大祭の一つに数えられています。この楼門は江戸中期の建築と伝えられています。


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街中のいたるところに忍者が潜んでいます。


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駅にも・・・・


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ふと気が付くともうお昼すぎ。お昼を食べていると時間が無くなっちゃうので、電車の待ち時間に途中で買った豆大福をいただきます。ここは和菓子屋さんがいっぱいあってうれしいな。伊賀鉄道で上野市から伊賀神戸近鉄に乗り換えて松阪に向かいます。トンネルが多くて、やっぱり伊賀は山の中なんですね。松阪駅近鉄もJRも同じ改札口を使います。でも近鉄はICカードが使えるけど、JRは四日市から先は使えないんだ。松坂駅前の観光案内所で道を確認して松阪城へ向かいます。


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松阪市立歴史民俗資料館
明治44年に建てられた図書館を改装した資料館。百名城スタンプは城跡内にある歴史資料館と本居宣長記念館に置いてあります。今回は本居記念館でもらうことにしました。なのでここは外から覗いただけ。


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鈴屋(本居宣長旧宅)
松阪城跡にある鈴屋。本居宣長12歳から亡くなる72歳まで住んでいました。二階書斎の床の間の柱に掛鈴を下げていたころから「鈴屋」と呼ばれています。明治42(1909)に保存と公開のため魚町から移築されました。勝手に見学できちゃいますが、奥にある本居宣長記念館で入場料を払ってくださいね。勾玉って何?から始まった古事記の研究ついての資料等が展示されています。正直内容は良くわからないのだけど、几帳面で印刷のようにきれいな文字が印象的でした。


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本居庵
松阪城跡をでて本居神社にむかうと自然薯料理の看板。そうだちゃんとお昼食べてなかった。ここの自然薯は真芋と言ってアクが多くて色が濃いけど、その分栄養があるんだって。好き嫌いがありそうだけど私は好きです。真ん中にあるのは自然薯のかば焼き。お店の人がとても親切で町のことをいろいろ教えてくれました。


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本居宣長ノ宮と松阪神社の境内はつながっています。大きな石が境界のように置かれています。


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阪神社の境内にある御神木のクスノキ。樹齢900年とも云われています。


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御城番屋敷
江戸末期に紀州藩士が松阪城警護のため移り住んだ武家屋敷。現役で使われています。


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御城番屋敷 土蔵
江戸時代末期に松阪城内の隠居丸に建てられていた土蔵のうちの米蔵と言われていて、これが事実なら旧松阪城関係の建物としては、唯一現存する建物となります。


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旧長谷川邸
江戸時代の木綿問屋「丹波屋」松阪商人の隆盛ぶりのうかがえる邸宅ですが、公開日は日曜と祝日のみでした。


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松阪商人の館
江戸で一番の紙問屋、豪商小津清左衛門家の邸宅を資料館として公開しています。が時間が遅かったので閉館でした。それにしても立派な家ですね。そしてこの道は伊勢街道。そのうち伊勢神宮まで歩いてみよう。


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三井家発祥地
三井家全盛の基礎を築いた三井高利が生まれ育った場所。内部は非公開です。


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城下町を歩いていたら思っていたより時間がかかってしまいました。本当は藤堂高虎の津城も見たかったのですが今回は時間切れ。どの街も歩いていると面白いですね。いくら時間があっても足りない。そして、伊賀上野も松坂も街の人がとても親切。地図をもってうろうろしていたら道を教えてくれたり、買い物をしたら見どころを教えてくれたり。いい街です。今度は伊勢街道をゆっくりと回ることにしましょう。