マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

【日本100名城 その18】  47 伊賀上野城

47 伊賀上野城 (三重県伊賀市)  別名:白鳳城


イメージ 1 ☆データ☆   (100名城ガイドブックより)
 
 ・城地種類 平山城

 ・築城     天正13(1585) 筒井定次

        慶長16(1611) 藤堂高虎

 ・主要城主 筒井氏、藤堂氏

(登城日: 20151031日)


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 標高184mほどの丘に建てられた伊賀上野城は、天正13(1585) 筒井定次が築いたのに始まりました。慶長16(1611) 徳川家康の命を受け藤堂高虎が大改修をして石垣や堀を設け、大坂城豊臣氏に備え、五重の天守も計画されましたが建設中に暴風雨で倒壊。その後豊臣氏が滅んだため築城は中止され未完成のまま伊城代が置かれました。日本有数の高さを誇る高石垣は高虎の築城技術の高さを誇ります。現在の天守は、上野出身の川崎克氏が伊賀の産業陳列館「伊賀文化産業城」と名付けて昭和10(1935)に完成した桃山形式の木造模擬天守です。


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急な坂を登っていくと視界が開けて天守閣が見えてきました。ここから本丸に行くのに階段を下りていきます。天守が一番高いところにあるわけじゃないんだね。


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TOKAIウォーク2015
駅から何だか人が多いなぁ~、と思いながら天守前の広場までやってくるとさらに大勢の人。今日はウォーキングイベントが開催されていて、ちょうど受付の時間と重なっていたのでした。ライオンくんや伊賀市マスコットの子ども忍者にん太・しのぶも応援に来ていました。


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天守に入ると藤堂高虎と“た伊賀ーくん”が出迎えてくれます。た伊賀ーくんは「高虎」の「虎」から名付けられ、189センチあったといわれる高虎のように背が高いマスコットです。


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曲者だ!


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天守内部は展示室となっています。


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最上階の格天井には、天守閣復興を祝う有名人(横山大観川合玉堂)の大色紙(1m)46枚が飾られています。


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天守閣からの眺め()


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天守閣からの眺め()


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天守閣からの眺め()


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天守閣からの眺め(西)


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城代役所跡


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高石垣
藤堂高虎と言えば高石垣。日本一の座は大阪城に譲ってしまいましたが、高さ30m、手すりもない石垣の上から覗くこの高さは圧巻です。西側にばかり高い石垣は、徳川方についた藤堂高虎が豊臣方に備えるためのものです。


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高石垣
下から眺めても迫力があります。


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白鳳門
すごく立派な門ですが、こちらも平成9(1997)に建てられた模擬門です。


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俳聖殿
松尾芭蕉の生誕300年を記念して昭和17(1942)に建てられたもので、外観は芭蕉の旅姿を表しています。上層の屋根は芭蕉の笠、その下部が顔、下層の屋根は蓑と衣を着た姿で、堂は脚部に、廻廊は杖と脚を表現していています。こちらも川崎克氏が私財を投じて建設しました。
伊賀上野城の敷地は上野公園として整備されていて、俳聖殿のほか、伊賀流忍者博物館芭蕉翁記念館などの施設があります。


 藤堂高虎の高石垣で有名な伊賀上野城。日本一論争では大阪城に負けてしまいましたが、直線的な算木積みの石垣はかっこいい。手すりのない塀の上からの眺めはちょっと怖いけど。足元に注意です。お手入れはあまりされていないのか、石垣には草がたくさん生えていました。堀の外からの眺めは樹木が多すぎてちょっと見えづらい。ビューポイントを造ってくれるといいのになぁ。百名城スタンプは天守閣受付にあります。