マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

【 メキシコ】 9つの世界遺産をめぐるメキシコハイライト7日間 (3日目)

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チテェンイツァ遺跡

チチェン・イツァ遺跡
ユカタン半島ユカタン州州都メリダの東、約120キロメートルにある後古典期マヤの遺跡で総面積は約1.5平方マイル。半島のつけ根の密林にある。現在、高速道路により分断されているが、北部はトルテカ期、南部にはプウク期の建物が残っており、南北での町の構成がはっきりと違いを見せている。チチェン・イッツァとはユカタン語で「イツァ人の湖の畔」を意味する。(Wikipediaより)


9つの世界遺産をめぐるメキシコハイライト7日間 2019.11.17~11.23

3日目:11/19(火)
カンクン → アガベ畑 → セノーテイキル → チチェン・イツァ遺跡(泊)

 

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夜中の到着だったので景色も全然見えなかったのですが、朝起きてみたら絶景のリゾートホテルに泊まっていました。寝て朝ごはん食べて出発するだけなんて・・・もったいなさすぎる!

 

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アガベ
途中でアガベ畑というかお土産屋さんに寄り道。アガベとはリュウゼツランのこと。テキーラの原料です。小さなテキーラアガベシロップをお土産に購入。でも調べてみるとアガベシロップはあまり健康にはよくないという情報も・・・。黒糖みたいでおいしいんだけど、果糖が多くて肝臓に負担をかけるとか。かけすぎないようチビチビ使いましょうか

 

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バスで移動中バジャドリを通りがかったときに、ガイドさんが公園で人気のベンチの話をしてくれました。それがこのベンチ。S字型になっていて二人きりの世界に入れカップルに大人気だそう。もちろんカップルじゃなくても大丈夫

 

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セノーテイキル
セノーテとは、石灰岩の陥没穴に地下水がたまった天然の泉(井戸)のこと。ユカタン半島石灰岩でできていて川も湖もありません。何千という数のセノーテが唯一の水源となっていました。文明は川の近くで発達するといいますが、マヤ文明はこのセノーテのおかげで発達したのです。

 

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セノーテはとても透明度が高いといいますが、ここの透明度は思ったほどではないかなぁ。ここでは泳ぐこともできます。底なしともいわれるので、何か落としたら諦めるしかありません。でも飛び込みし放題。とってもみんな楽しそうに泳いでました。ツアーの方で泳いだ方もいましたが、金づちにはライフジャケットつけたって足が届かないとこなんてもってのほかです

 

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セノーテの中にあるレストランでお昼を食べて、チチェン・イツァ遺跡に向かいます。

 

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チチェン・イツァ遺跡(世界遺産 5:1988年登録)

カスティーヨ(ククルカンの神殿)
マヤの最高神ククルカンを祀る一辺約55m四方、高さ24mの階段状ピラミッドです。4面に各91段の急な階段があり、合計すると364段、最上段の神殿の1段を足すと、ちょうど365段になって、太陽暦の1年(365日)を表しています。また1面の階層9段は階段で分断されて合計18段となり、マヤ暦の1年(18か月5日)を表します。北面の階段の最下段にククルカンの頭部の彫刻があり、春分の日秋分の日の太陽が沈む時にククルカンの胴体が現れ、ククルカンの降臨と呼ばれています。このピラミッドは小さなピラミッドの上に大きなピラミッドと重ねて作られているそうです。最初のピラミッドは暦じゃなかったのかなぁ。そのため中に空間があって階段の正面で手を叩くと反響して、ククルカンが鳴いているようにきこえます。鳴き蛇です。それにしても北面以外は修復しないのかしら。ほかの面は今にも崩れそうです。

 

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戦士の神殿
真ん中にチャックモールが見えます。

 

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チャックモール(戦士の神殿)
望遠でチャックモールを確認。あそこで生贄の儀式が行われていたんですね

 

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こちらは壁一面のドクロ。ここは生贄の頭蓋骨が置かれていました・・・

 

 

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尼僧院
といっても尼僧が住んでいたわけではないようですが

 

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雨の神 チャークがたくさんいる建物もありました。

 

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球戯場
ここはマヤの球戯場。2つのチームに分かれ、ゴムで作られたボールを腰で打って相手側のコートの輪のなかにボールを通すと勝ちになったらしい。勝者が生贄になったといわれ、生贄になることは名誉とされていたそうです。負けた側が生贄になったともいわれていてはっきりしていません。現代の死生観とはずいぶんと違います。

 

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天文台(カラコル・蝸牛)
中心部に螺旋階段が作られたドーム部は観測室で、春分秋分の日没と月没の最北線を正確に確認できる窓があり天体観測の施設に利用されていたといわれています。そしてここにもチャークがいます。

 

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セノーテ
雨が降らない時や豊作を願う時、チャークの予言を伺うために、財宝や生贄の人間が投げ込まれたといわれています。実際に人骨やたくさんの財宝を発見されています。

 

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ククルカンの祭壇もたくさんあります

 

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イグアナ

かっこいいねぇ

 

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チチェンイツァ遺跡の中にはマヤ族の人がたくさんお店を出しています。禁止されているようですが、いたちごっこで黙認されている感じです。見てると結構面白い。値札はついていないので、値段は交渉次第。「1dollar」「1peso」という声が飛ぶ中、日本人には「しまむらプライス」「貧乏プライス」の声もかかります。誰が教えたんだろうねぇ。似たようなお店がたくさんあるけど、これで生活は成り立つんだろうか。

 

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泊りはチテェンイツァ近くのホテル。前日の疲れでご飯を食べたらぐっすりでした。


 チテェンイツァは、カンクンから近いので(といっても200kmくらいある)観光客も多いし、遺跡内にたくさんのお店が出ていて神聖な遺跡の雰囲気にはちょっと欠けます。でも見どころはいっぱい。そしてやたらと血生臭く戦闘的な感じがします。天文学の知識豊富なマヤ文明。星空を眺めていると平和な世の中になりそうなのに、なんでこんなに血生臭いんでしょうね。トルテカの影響なんでしょうか。それにしてもジャングルの中にこんな文明がよく栄えたものです。そういえばユカタン半島は、6500万年前に隕石が落ちて恐竜絶滅の原因を作った場所。つくづく不思議な場所です。