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【 メキシコ】 9つの世界遺産をめぐるメキシコハイライト7日間 (雑記)

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メキシコ 9つの世界遺産

・9つの世界遺産をめぐるメキシコハイライト7日間 2019.11.17~11.23

 
メキシコには、文化遺産27件、自然遺産6件、複合遺産2件の合計35件の世界遺産があります。そんなに沢山あることを初めて知りました。その中から9つの世界遺産をまわってきました。といっても7日間、実質5日間しかないので、実際に見学したのはその中のほんの一部。本当にハイライトでした。

 

【 9つの世界遺産】 
1. メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ文化遺産:1987登録)
下車見学。ソカロ広場の大聖堂、国立宮殿の外観のみ見学。内部見学はありません。テンプロ・マヨールも見ないし、ソチミルコにも行きません。ベジャス・アルテス宮殿は車窓から見えました。

2. ティエラ・アデントロの王の道(文化遺産:2010)
下車見学。アメリカ・ニューメキシコ州サン・ファン・プエブロまで続く陸上交易の道(銀の道)の出発地点がソカロ広場近くのサントドミンゴ広場。ここから続くメキシコ国内の道が世界遺産になっています。なので出発地点のみ見学ってことです。広場は記念日のためでしょうかテントが張られていて広場はよく見えませんでした。教会を外から見学。中をちょこっと覗いて終了。

3. テンブレケ神父の水道橋水利施設(文化遺産:2015)
下車見学。少し時間を取っての自由見学。頑張って線路まで行ってきました。観光地化されていなくて、広い大地に水道橋がそのまま残っています感がよかったです。

4. 古代都市テオティワカン文化遺産:1987登録)
入場見学。太陽のピラミッド、月のピラミッド見学。登頂は太陽のピラミッドのみと書いてありましたが、月のピラミッドにも登れました。ここは絶対に登るべき。上から見るまっすぐに続く死者の大通りが圧巻です。ケツァアルコアトルの神殿までは行きません。ケツァルパパロトルの宮殿やジャガーの神殿脇は通りますが、中の見学はありません。高地なので日差しが強く感じます。

5. 古代都市チチェン-イッツァ(文化遺産:1988登録)
入場見学。広い遺跡の中をガイドについてまわります。ピラミッドで転落事故があったため遺跡の登頂は禁じられています。遺跡保護でもあります。それでも十分に血生臭さは感じられます。すべて登れないし、建物が点在している感じなので、段差はあまりなくまわれます。この遺跡の中だけたくさんの土産店がでていました。低地のジャングルなので、メキシコシティからくると蒸し暑い感じがします。

6.  古代都市ウシュマル文化遺産:1996)
入場見学。ここも遺跡の中をガイドについて回ります。魔法使いのピラミッドは登頂できませんが、他は登れます。総督の館も時間がなく上まで登れませんでしたが、少し登っただけでも景色が変わります。上から見るジャングルの中のピラミッドはやっぱりいいです。大ピラミッドにも登りたかったぁ。チチェンイツァ遺跡に比べると高低差はありますが、こじんまりとまとまっている感じでした。
7. メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス(文化遺産:2007)
入場見学。オリンピックスタジアムの壁画をみて、地下道をくぐり中央キャンパスへ向かいます。まっすぐ進んで学長棟と中央図書館前で説明がありました。反対側にあるシケイロスの絵は見ません。図書館の化粧室をお借りしました。
8. プエブラ歴史地区文化遺産:1987登録)
下車見学、入場見学。カテドラルとサントドミンゴ教会は入場見学。砂糖菓子の家は外観のみの下車見学。タラベラ焼きは工房見学というより店舗見学。エルパリアン市場はもっとゆっくりしたかった。コロニアルな建物がたくさんあって、ゆっくり街歩きが楽しめそうなところでした。
9. ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群(文化遺産:1994)
下車見学。ウエホツェンゴにあるサンミゲル修道院を見学。ここの十字架はとても珍しいけど、地震のため中には入れないので時間がない中わざわざ寄らなくてもいい気がしました。この世界遺産にはもっとたくさんの修道院があるのに、ここを選んだのはルート的に便利だからかしら。

 

【アエロメヒコ】
直行便で一っ飛び。アメリカを経由しないので、エスタの必要もありません。乗り心地は、安い団体料金のエコノミーなのでそんなものです。日本語の映画もあるし、機内食は微妙だけどビールは美味しいし思っていたよりは悪くはない。とはいえ13時間(復路14時間)のエコノミーフライトは結構きついです・・・。JALコードシェアですが、マイレージスカイチームなので、JALマイレージは貯まりません。乗客は日本人と外国人と半々くらいかな。往復とも満席でした。


出入国】 
出入国カードは最近新しくなったようで、配布された記入例とは多少違ったものの簡単に書けます。入国審査はとても簡単にすみました。で、出国用にカードの半券をもらいます。そしてこの出国カードがとても大切!これがないと出国できません。帰りのチェックイン時にも必要だし、搭乗時に搭乗口で渡します。なくしたら飛行機には乗れません!あら大変! 何回も添乗員から確認が入りました。きっとなくした人がいたんだろうね。

 そしてメキシコの空港でのセキュリティチェクはとても厳しいです。チョコレートも溶けたら液体になるからと没収されることもあるとか。スーツケースの補強用にとガムテープを機内荷物にいれていたら没収された人も。心配なものはとりあえスーツケースに入れました。

 

【時差】 
メキシコシティ -15時間  カンクン -14時間 

 

【気候】

5~10月が雨季、11~4月が乾季ということで、乾季になる11月に行ってきました。雨季から変わったばかりということで、夜に雨が降ることもありましたが、観光中に雨が降ることはありませんでした。メキシコシティは、高地にあるため、朝晩は冷えるけど、昼間は日差しが強くてカラッとしています。ちょうど日本と同じくらいの気温でした。カンクンのあるユカタン半島は、海沿いのリゾート。一年中夏です。こちらも日差しが強いです。ハリケーンの時期は避けたほうが無難です。

 

【通貨・チップ】
 通貨はペソ($) 成田空港での両替レートは手数料込で 1ペソ ¥7.63 でした。
ペソはメキシコ以外では使えないので余ったら困るし、クレジットも使えるから、お土産をたくさん買わなければ¥5,000~7,000で十分と添乗員が言っていたので、6,000円だけ両替。とりあえず余っていたドルをお守りにもっていきました。でもメキシコは、カンクン以外でドルはつかえません。小さなお店や屋台ではカードも使えません。お昼や夜のドリンクはすべてペソ払い。40~100ペソ。ほどんどビール飲んでたら平均70ペソ。思ったより高い?いいホテルだから?ペソが足りるか現地についてすぐに心配。

 ガソリンスタンドや市場のトイレは有料で、4~6ペソ。空港やスーパー、遺跡内などは無料でした。ついでにトイレの紙は流さずに箱に入れます。下水がつまらないためです。枕銭は15ペソか1ドルといっていたので、1ドル置いてました。
 コンビニ寄ると何か買ってしまってペソで払っていたら、どう考えてもやっぱりペソが足りなくなりました。ガイドさんが安心だというところはクレジットで買い物。カンクン辺りはドルで。最終日は市場に行くのにペソがないので、メキシコのホテルで結局両替。日本円からはできないのでドルで両替。1ドルが約17ペソでした。ドル持っていってよかったぁ。余ったペソは最後に空港で使いました。旅行に行くとつい買い物しちゃうんです。余ったら困るからと添乗員がすごく言っていたけど、最初からもっと両替していけばよかったと思ったのでした。きっと文句言った人がいたんだろうね。
そうえばスーパーで袋詰めをしてもらったら、チップとして5ペソを払います。この人たちはスーパーから給料が出ているわけではなくて、チップが給料になるそう。民族衣装の人たちの写真をとるのもチップは必要。生活かかってるからメキシコでのチップは大事です。

 

【食事・飲料】
 世界無形文化遺産にもなっているメキシコ料理。エコノミーなツアーのためか思ったほどでは。プエブラのモレソースが有名だけど好みがあるし。ピラニアは美味しかったです。そしてきっと食べ損ねたカンクンのホテルの料理が一番良かったのではないかと思っている・・・。そこの朝食はとても美味しかったもの。そして一番気にいったのは、タコスにかけるサルサと呼ばれるちょっと辛いソース。トマトや玉ねぎ、香草にチリソースが混ぜてあります。お店によって違うのだけど、とても美味しい。ヨーグルトは甘すぎ。スイーツは全体的に甘すぎです。カットフルーツは美味。ホテルやレストランなら大丈夫そうです。屋台はちょっと心配で避けました。
 水道水や氷はお腹を壊すから飲みませんでした。ミネラルウォーターが基本です。でも最終日にちょっとお腹が緩くなったのは疲れも出てたからか、何か油断して食べたから?すぐ治ったので良かったです。飲み物はほとんどビールを飲んでいました。どれもおいしいです。ライムと一緒に飲むのもいいものです。そういえばビールなどのアルコールは売ることのできる時間が決まっているそうで、朝早くにビールをお土産に買おうと思ったら売ってもらえませんでした。外での飲酒もできないそうで、アルコールには厳しいです。日本みたいに酔っぱらっていたら逮捕されるかも。いやそれ以前にきっと犯罪に巻き込まれてしまいますね。


【治安】
 ツアーだったので、ツアー専用バスしか使わないし、危ないところにはいかないので、手荷物さえ気を付ければ大丈夫でした。メキシコシティで夜にコンビニに行ったときは、添乗員の案内で団体で行ったので特に不安はありませんでした。でもソカロ広場近くのお店のドアには数え切れないくらいの鍵がこれでもかとついていたので、治安は悪いんだろうと思いました。夜に一人で出歩くのは危険そうです。現地ガイドによると危ない地区はある程度決まっているのでそこは避けること。そしてバスや地下鉄の利用も注意が必要だそうです。逆にカンクンはとても安全で、ホテルエリアは夜遅くに出歩いても大丈夫だそうです。

 

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【お土産】
買ってきたもの、ツアーの方が買ってたもの
・TURINのチョコレート テキーラカルーアのお酒が入っているチョコレート。空港やお土産屋で売っています。いろんな種類がありますが、空港だとちょっと高めだけどこれは鉄板。お土産であげて美味しいって言ってもらえます。板チョコもコンビニで見つけておいしかったので買おうと探したけど、空港では見つけられませんでした。チョコレートは溶けると困るので、最後に空港内で買おうと思っていたのです。

・カモテ 現地ガイドおすすめのプエブラのお菓子。芋でできた羊羹というよりさつま芋をふかして練ってまとめたお菓子。とっても甘い。甘すぎです。超甘党な人限定です。

・カヘタ ヤギのミルクを使ったキャラメル。キャラメルだけのもあるけど甘すぎるので、ウエハースに挟んだものにしました。それでも甘い。

・豆菓子 なぜか日本名が付いている豆菓子。おつまみにちょうどいいです。

・マサパン バラの包み紙のものは食べるときにボロボロと崩れました。コンビニで見つけたチョコレートがかかったものが食べやすかったので、空港で買おうとしたら見つかりませんでした。

サルサ 辛いのがお好きな方に

・飲み物 どれも美味しかったメキシコのビールですが、お土産はパケ買いで インディオ。ついでガイコツ柄のモンスターもパケ買い。

・はちみつの石鹸 セノーテイキルで購入。1個5ドル。現地ガイドのおすすです。まだ買ったまま使ってませんが、お肌すべすべになるそうです。

・民族衣装 孫に買っている人が多かったです。遺跡でマヤ人が売っているのは値札はありません。交渉次第ですが、ツアーの方たちは200ペソくらいで買っていました。プエブラの市場では値切れませんが、100ペソ~500ペソくらいでした。

メルカドバック プエブラの市場でツアーの方が購入してました。とても軽くてかわいい。私も欲しかったなぁ。自分では気が付かなかったのです。

ルチャ・リブレ・マスク プロレス好きな人多いんですね。市場で買っていました。市場での時間が短かく買いそびれてしまい、空港で買った人は値段が倍以上でした。

 市場での時間も短かったし、スーパーもカンクンで出発前にちょこっと寄っただけ。空港でも飛行機が遅延して時間があるのに搭乗口近くを離れられないという感じでお土産をゆっくり見ることができませんでした。時間に追われる旅では仕方ないですね。


 というわけで、メキシコ旅行の感想でした。休めるのは平日5日間+週末のみで、日程にかなったのがこのツアー。22名中10名は一人旅。旅慣れた人が多くてとても旅人は素敵な人ばかりでした。でもちょっと欲張りすぎのツアーで、本当にハイライトです。7日間といっても実質5日間。もっとゆっくり見たいところがいっぱい。今度行くときは、国立人類学博物館を一日中じっくり見たい!ケツァアルコアトルの神殿もいきたい!そしてパレンケ遺跡やグアテマラのティカル遺跡も見たい!そしてこの旅で知ったメキシコ壁画も見たい!もっとメキシコを知りたくなりました。
 ツアー後、改めてメキシコの歴史を紐解いてみました。ととても興味深い国です。古代メソアメリカの独特で魅力的な文明、西洋諸国の侵略の悲惨さ、植民地化、独立、メキシコ革命の動乱、PRI長期政権下での近代化、麻薬戦争、そして現在は治安の回復や汚職に大統領が立ち向かっています。治安悪化は大国アメリカの隣国というのが一番厄介なところ。汚職は大統領がトップに立って撲滅に取り組んでいます。首相がトップに立って隠蔽してたりする国とは大違い。そしてメキシコのジェンダーギャップ指数は2019年25位。かたや先進国といいながら121位と過去最低の国も。そして同じように二極化している国民。なのに幸福度が全然違います。足元もちゃんと考えないといけませんね。いろいろと考えさせられた旅でもありました。まぁ多少の不満もありましたが、とても楽しい旅でした。また行ってみたい国です。VIVA Mexico!