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まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

【 メキシコ】 9つの世界遺産をめぐるメキシコハイライト7日間 (5日目~7日目) 

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メキシコ国立自治大学 中央図書館

メキシコ国立自治大学(UNAM)   中央図書館
オゴルマンによって描かれた中央図書館壁画の壁画は、世界最大のタイル壁画です。メキシコの過去から現在までを表現しています。


9つの世界遺産をめぐるメキシコハイライト7日間 2019.11.17~11.23

 

5日目~7日目:11/21(木)~11/23(土)
11/21 メキシコシティ → メキシコ国立自治大学 → プエプラ → チョルーラ → ウエホツィンゴ → メキシコシティ空港 --–(11/22 0:15 14時間55分)-- 日付変更線 --→ 成田空港(11/23 6:15着)

 

あっという間に最終日です。往路は日付変更線で一日がとっても長かったけど、帰りは逆に短くなってしまいます。5日目はと~っても長くて、日にちが替わるまで活動して、復路の飛行機は6日目に入ってすぐの出発。日付変更線を超えて7日目の朝には成田に到着です。

 

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メキシコシティ新市街のホテルに宿泊。夜はお弁当で寂しかったので、朝はしっかり朝食をいただきます。今日も早起き。7時半には出発です。支度をしながらテレビを見ていたら、昨夜ソカロ広場で行われていたメキシコ革命記念日の様子を映してました。ソカロ広場前のホテルに宿泊した時に準備していたっけ。とっても盛大。見学してみたいなぁ。

 

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エスタディオオリンピコ・ウニベルシタリオ (オリンピックスタジアム)
1968年のメキシコシティオリンピックではメイン競技場として使用されました。正面入口の壁画は、ディエゴ・リベラ(1886-1957)の作品。共存を表しています。ディエゴ・リベラは、メキシコ革命後の1920年代に起こった壁画運動のリーダーの一人です。妻はフリーダ・カーロ。ガイドさんの話を聞いてちょっと調べてみました。とても壮絶な人生を過ごした女性でした。映画にもなっているそうです。ちょっと気になる。こちらのスタジアムもUNAM世界遺産のひとつです。

 

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メキシコ国立自治大学(UNAM)の大学都市 中央キャンパス (世界遺産7:2007年登録)
メキシコ国立自治大学のメインキャンパスは、60人以上の建築家や技師が統一性をもって作り上げた大学都市です。中央図書館壁画の壁画は、世界最大のタイル壁画。メキシコの過去から現在までを表現しています。メキシコの自然石を使用しているため色あせることはありません。こちらはファン・オゴルマン(1905-1982)の作品。リベロとカーロの家も作っている建築家です。

 

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大学の新しいシンボル(学長棟/シケイロス)
鷲とコンドルが描かれています。メキシコと中南米を表しているんだっけ?

 

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文化の権利(学長棟/シケイロス
描かれてる年代は、

1520 アステカ帝国滅亡

1810 スペインからの独立戦争開始

1857 自由主義的な憲法制定

1910 メキシコ革命開始

19xxは、・・・・・
この絵を描いたのは、ダビッド・アルファロ・シケイロス(1896-1974) 岡本太郎に多大な影響を与えた人物です。実はこの建物の裏側にあるのが、有名な「民衆から大学へ 大学から民衆へ」と名付けられたタイル壁画。・・・・ですが見ることもなく見学は終了。

 

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メキシコ市内はあちこち渋滞です。車の隙間を縫って水やいろんなものを売る人がたくさんいました。それにしてもこの電線のまとめ方はすごいなぁ

 

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ガソリンスタンドでトイレ休憩。メキシコのトイレは公共施設以外は基本有料です。4~6ペソが必要です。ここは5ペソでした。

 

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ガソリンスタンドからはポポカテペトル山がよく見えます。メキシコ富士とも呼ばれる活火山で標高は5,426m。なんと周辺では未確認飛行物体が多数目撃されているとか!

 

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プエプラ歴史地区 (世界遺産8:1987年登録)
標高2100mにあるメキシコ第4の都市プエブラは、スペイン人が未開の土地を切り開いて造りました。目的はプエブラのすぐ西にあるチョルーラの影響力をそぐためだとか。16世紀~17世紀植民地時代の華麗な建物がたくさんあります。

 

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プエブラ大聖堂
天使がいっぱいいる大聖堂です。中は撮影禁止でしたが、重厚な感じで、ステンドグラスが素敵でした。

 

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サントドミンゴ教会
外見からは予想もできない金箔で覆われたきらびやかな教会の内装にびっくりします。

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ロサリオ礼拝堂(サントドミンゴ教会)
教会奥のロサリオ礼拝堂は特にきらびやか。眩しい!

 

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素敵な町並みが続きます。

 

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タラベラ焼き
良質の土がとれることから、スペイン中部の陶器の産地タラベラの技法で焼き物づくりが盛んになりました。カラフルでかわいらしい焼き物、シンプルな一色物もあり見ているだけで楽しくなります。

 

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素敵なレストランでお昼。モレソースというカカオのソースが有名です。ほんのちょこっとしかかけていませんが、本当はもっとたくさんかけるのが正解。好みが分かれる味です。

 

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ランブータン
屋台で売ってたライチみたいな果実。食べたことがある人によると甘酸っぱくで美味しいそうです。屋台の食べ物はとても魅力的。だけど・・お腹壊すかもしれないので我慢。

 

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砂糖菓子の家
といってもお菓子屋さんではありません。18世紀に建てられた副王の迎賓館です。中の見学もできるそうですが、今回は外観だけ。

 

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エルパリアン市場
民芸品のお店が並んでいます。見てるだけでも楽しい。もうちょっとゆっくり見たかったなぁ。プエブラともお別れして、チョルーラに向かいます。

 

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チョルーラ
イサマルに行かれなかったので、代わりに行くことになったのが、プエブラから12km西に位置するチョルーラの町。ここは、テオティワカンに次ぐ大都市でした。しかしスペイン人は無抵抗の住民を殺戮し、徹底的に破壊してしまいました。よっぽど脅威に感じたんでしょうね。そして世界最大規模とされる階段状ピラミッドの頂上部分を取り壊して教会が建設されたのです。

 

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チョルーラ遺跡
神殿の発掘・修復が行われていました。ちょっと下りてみたい

 

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ロス・レメディオス教会

小山を上っていきます。ここがピラミッドだったのかぁ。すごく大きかったのでしょうね。

 

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ポポカテペトル山は見えませんでした。こんなにきれいに見えるのかなぁ。それとも合成?

 

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上からは、教会がたくさん見えます。たくさんの教会でピラミッドを囲んで封じ込めています。虐殺の裏には恐怖が隠されているんですね。

 

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ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群 (世界遺産9:1994年登録)
チョルーラからウエホツィンゴに移動してきました。16世紀に先住民をキリスト教化するために建てられた教会のひとつ、サンミゲル修道院です。地震のため中には入れません。ミサも外に張ったテントの中でしているそうです。そして中に入れないここの見どころはこの十字架。ふつうイエス・キリストは十字架に磔になっていますが、当時は磔になった像に一切作られませんでした。というのも、生贄が残酷だと言ってたキリスト教が磔のイエスキリストを拝んでいたら、生贄を承認しているように見られてしまうからだそうです。生贄よりももっと残酷だったのは侵略者のほうだったんだけどね。何を言っているんだかって思ってしまいます。蛇をモチーフにしてる十字架は珍しいです。
これですべての観光は終了。最終日に詰め込みすぎ。空港へと向かいます。

 

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空港に到着。とりあえず荷物を預けて、空港に隣接したホテルでメキシコ最後のディナーです。時間は何時だっけ。空港内のお店も閉まり始めたから、だいぶ遅いのは確か。チェックインの時間が早すぎるのか、まだ座席も未定。食事を終えて添乗員がカウンターで聞いてみるとなんだか微妙な情報が・・・・。飛行機が重量オーバーで飛ばないとか。もしかしたら乗れないかも・・・・。えっ~~~~! でも最終的には、出発は多少遅れたもののツアーのメンバーも荷物も無事搭乗できました。よかったぁ~。
楽しかったけど、本当にハイライトの旅行でした。 駆け足で疲れたぁ。このところ体力が落ちているわぁ。もっとゆっくりと訪れてみたいメキシコでした。