例年より少し早い梅雨明け(7/17)の後の猛暑も昨日、今日は一段落。
不安定な天気ですが歩くにはちょうどいい気温です。
曇り空の下、国府津駅を10時20分ごろ出発です。
国府津から酒匂川までは国道を歩きます。
途中 「小八幡の一里塚」や酒匂宿として栄えた頃の「旧川辺本陣」の黒塀などあるものの単調な道です。
酒匂川は当初は船渡し、その後徒歩渡しとなり、冬の間は仮橋を架けていたそうです。
実際はもう少し上流で行われていました。
橋を渡って短い旧道を入ったところの先に
他、京都、福井、群馬にも首塚があります。
山王川を越えると山王神社があります。
本来はもっと海寄りにあったそうです。
このあたりは秀吉の小田原攻めで最大の激戦が繰り広げられた場所になります。
山王神社を過ぎるとすぐに 「江戸口見附跡、一里塚」 があります。いよいよ小田原宿へと入ります。
新宿交差点で旧道へ入るとやたら町の名前を刻んだ石柱が目立ちます。両側には蒲鉾屋さんがいっぱい。
国道と合流する所に 「小田原宿なりわい交流館」というお休み処があります。この日は寄木細工と鋳物の展示をしていました。
小田原で唯一となってしまった柏木美術鋳物研究所の製品で昔はシンバルも作っていたそうです。展示してあった風鈴の音色がとても涼やかで気持ちよかったです。
そろそろお昼。お腹もすいていたのでお休み処の隣にあった
ラーメン屋さん(鯵壱北条)でお昼を食べました。
おススメの鯵醤油ラーメンを注文。
どんぶりじゃなくて桶に入ってるのは珍しい。
小田原の食材にこだわっていてスープに使っている鯵の干物は「早瀬の干物」 蒲鉾は「かごせい」 野菜も小田原産を使っているそう。
可もなく不可もなくといったところ。魚貝系とんこつ味なので好き嫌いはあるかも。
北条紋の暖簾が目立ちます。
21日22日と小田原では「小田原ちょうちん夏祭り」行われていました。
小田原城にちょっと寄り道。
お堀端には子供達が作ったちょうちんがずらり。
日が落ちたらちょうちんを灯すそう。
二の丸広場ではブラスバンド演奏やいろんなステージ。出店もいっぱい出ていて、夜は盆踊り、翌日(22日)はおみこしのパレードとにぎやかな2日間です。
雲が多かったので今回は天守閣には上りませんでした。
街道に戻ったところで怪しげな雲から雨がパラパラ。
板橋見附で旧道へと入ります。車も少なく道幅も狭くなり落ち着きます。
途中にある板橋地蔵尊には木彫りの大きな大黒様がありました。
由来を調べたけどよく分からなかったけどユニークで一見の価値あり。
ここの地蔵堂で年に2回行われるお祭りでは故人に似た人に会うことが出来るといわれていて、とても賑わうそうです。
国道に合流して歩いていると「鈴廣かまぼこの里」が見えてきました・・・・? えっ、かまぼこの里は通らなかったよね・・・・。
道を曲がりそこねました。せっかくなので箱根ビールと蒲鉾を揚げた”おとっとドック”で休憩。
地図を確認すると手前の踏み切りで旧道へ入るんだったのね。
時間があればお土産探しや食事、かまぼこ作りの体験も出来ます。
雨も上がったところで、さて、もうひと歩き。
踏み切りを渡り日蓮ゆかりの霊跡を過ぎると旧道です。
今日はこんな感じの道祖神?を道端でよく見かけます。
そういえば前回は双体の道祖神が多かったな。
しだれざくらで有名な「長興山紹太寺」 春日局ゆかりのお寺でもあります。確か石段をいっぱい登らないとならなかったような。桜の時期ではないので寄り道はなし。
子供連れだったら「生命の星・地球博物館」もいいかも。
入生田の先でまた国道と合流。しばらく歩くと三枚橋に着きます。箱根湯本の駅もすぐそこ。ですが、次回戻るのも何なので「早雲寺」まで。
ここは秀吉の小田原攻めの際本陣となり火を放たれて灰燼に帰したものの、その後再建されました。
ヒメハルゼミの有名なところでもあります。
今日はここまで。箱根湯本駅まで歩いて終了です。
で、小田原に入ってから気になっていたのがゴミの看板。
もせるごみ ってなんだか気になる・・・・
燃やせるゴミ、とか 燃えるゴミ って書かないなかなぁって。
いや、別にいいんだけれども。
歩行距離 : 約14キロ 6時間