江戸川河川敷に広がる小岩菖蒲園は、地元の方から寄贈されたハナショウブをもとに、ゆっくりと鑑賞できるよう回遊式の庭園風に整備したもので、都内名所のひとつとなっています。(パンフレットより)
小岩駅 → A.フラワーロード商店街 → B.下小岩親水緑道 → C.善養寺(影向の松)→ D.江戸川河川敷サイクリングロード → E.小岩菖蒲園 → F.善兵衛樋・水神碑 → G.上小岩親水緑道(遺跡発掘の地)
駅ハイで小岩を歩くコースを見つけました。花菖蒲も見ごろだというので、鎌倉街道下道の最後はずいぶんと端折ってしまったこともあり、梅雨の晴れ間に歩いてきました。緑道が沢山あってお散歩するのが楽しい町です。ただ、気温は真夏。汗びっしょりです。
小岩駅の改札外で受付。地図とヒマワリの種をいただきました。バスロータリーを回り込むようにフラワーロード商店街に入ります。
A.フラワーロード商店街
「昭和二年発足雄商店です。設置された花壇では5月に花壇コンクールが開催され、街の人々が思い思いにデザインした花壇が見られます。」
1キロほども続くアーケードのある長い商店街です。マップの裏におすすめ店が出ていたけど、お昼にはまだ少し早いなぁ。
B.下小岩親水緑道
フラワーロード入口の交差点の一つ手前で緑道に入ります。道の反対側を歩いていたので、交差点まで進んで信号を渡り緑道の入口につきました。
ここは、かつて農業用として利用されていた用水路が開発により排水路となり、下水道の整備により不要となった水路跡を親水緑道として整備したものです。途中から水路が亡くなるのでどこまでが緑道がわからないけれども、信号のある交差点まで来たら右に曲り、千葉街道を横切ってスイミングスクールの脇を進んでいきます。コインランドリーの角を曲がり進んでいくとお寺が見えてきました。
C.善養寺(影向の松)
「平成23年に国の天然記念物に指定された影向の松は樹齢600年以上。その枝ぶりは東西31メートル、南北28メートルで日本一の繁茂面積を誇ります。」
とても立派なクロマツです。
星住山地蔵院 善養寺(真言宗豊山派)
寺伝によると、霊夢のお告げを受けた山城醍醐山の瀬澄法印が、不動明王像を奉持して訪れ、大永七年(1527)に一宇を建立したことに始まるとされていますが、永正八年(1509)に連歌師宗長の紀行文に立ち寄ったとの記録も残っているそうです。
D.江戸川河川敷サイクリングロード
江戸川の堤防に上りサイクリングロードに出ます。目の前の橋は先日渡った市川橋です。橋をくぐり進むと菖蒲園が見えてきました。すっかり夏の雲です。暑い・・・
E.小岩菖蒲園
「江戸川河川敷に広がる小石菖蒲園では6月初旬、100種五万本の花菖蒲が咲き誇ります。また、朝のドラマのモデルとなった牧野富太郎博士により食虫植物ムジナモが、日本で初めてこの地で発見されました。」
このところの大雨で何度も水につかってしまったようですが、元気に咲いていました。
ムジナモ発見の地(小岩菖蒲園)
牧野富太郎が日本で初めてムジナモを発見したのが小岩菖蒲園付近です。ムジナモの生育地として国の天然記念物に指定されましたが、数度の洪水で流失し指定を解除されています。ここではもう見ることが出来なくなってしまったのですね。さて、ここでお昼にしましょう。ランチはフラワーロード商店街で買ったコンビニおにぎり。一休みしたら、土手を進み階段を下ります。
F.善兵衛樋・水神碑
「善兵衛樋管は明治時代、石井善兵衛氏を中心に江戸川の水を取り入れて灌漑用水路を引き、水不足に苦しむ農民を救いました。また、水神碑は区内最古の道標です。」
と、マップに記されています。案内板には「正面に地蔵菩薩立像を刻んだ道標は区内最古のもので、正徳三年(1713)に建立されたもの」とあるので、この地蔵菩薩が水神碑ということでいいのでしょうかねぇ。善兵衛樋から緑道がはじまります。
G.上小岩親水緑道(遺跡発掘の地)
農業用水路として開削されたものの市街化により排水路となりましたが、下水道整備により跡地を親水緑道として整備しています。弥生時代後期から古墳時代にかけての史跡も見つかっています。ここは緑道がたくさんあってお散歩天国です。
ここで緑道は終了。駅ハイマップではここから小岩駅に戻りますが、この先は特に見どころはないようです。なので、ここからはコースを外れて、先日駆け足でゴールした国府台をもう一度見に行くことにしました。 ・・・次ページに続きます。