古生代ペルム紀から中世代三畳紀中期(約2.6~2.3億年前)のチャートでできた独立峰。山頂には岐阜城がそびえ、戦国時代には歴史の舞台となった場所です。5月上旬にはツブラジイ(ブナ科)が黄色い花を咲かせ、山が黄金色に見えたことから「金華山」の名がついたと云われています。江戸時代は天領、明治からは御料林、戦後は国有林・鳥獣保護区として保護されています。
「めい想の小径」
距離:2300m 所要時間:約60分
登り口
急登できる踏み跡があちこちにあって登山道を外れて歩く人がいました。登山者数はとても多いからみんなが同じことをしたら道は傷むよね。決められた登山道を歩きましょう
丸山(旧伊奈波神社伝承地)
ここで馬ノ背登山道(左)と分岐します。馬ノ背登山道は健脚向きの険しい道だそうで、「老人・幼児には無理です」「危険なため通行注意!」と看板が立っていました。もちろん行きません!
所々に沢が流れています
ビューポイント
城まで100m
下山口
登りきるとすぐ目の前に岐阜城が現れます。登り始めは緩やかですが、途中から急な岩場も現れます。滑りにくい靴を履いていったほうがいいかも。特に路面が濡れていたら要注意です。変化に富んでいて歩いていて楽しい道でした。そして、高齢の方がいっぱい歩いているのにはびっくり。軽装なので近所の方だと思うのだけれど、とにかくお元気!途中、暑くてへばっているとスタスタと抜かされていきます。きっと毎日のように歩いているんでしょうね。がんばろ!
岐阜城と資料館を見学して、一休みしたら下山です。
----☆☆
「七曲登山道」
距離:1900m 所要時間:約60分
二之門、一之門を通ってリス村の前までやってきました。ここでロープ-ウェイ乗り場と百曲登山道、七曲登山道に道が分かれます。今日は大手道でもある七曲登山道を下ります。
道標が大手道だったことを教えてくれます
下り始めは舗装された階段が続きます・・・
岩戸公園に行く道との分岐
ここが登山口かな
登山道を下りてくると大仏殿が見えました。木塀の手前の道を右に入れば岐阜公園に戻ります
大手道下りの最初の階段は膝に負担がかかりそうなくらい長く続いてちょっと苦手。後はなだらかな登山道で危ない場所は一切ありません。下りなら岐阜公園まで40分もあれば十分に着けます。反対に、登りなら最初はラクだけど、最後は階段が続いて、ロープ-ウェー駅が見えて登りきったと思ったら、そこから天守までもまだ階段が続くという感じ。登り口は岐阜公園の外にでて道標にしたがって少し歩いていきます。
大手道の登り口がちょっと分かりづらくて、公園内のめい想の小径から歩き出したわけですが、これは正解だったと思う。山登りを楽しむなら、めい想の小径のほうが断然おすすめ。だけど足場が心配なら大手道。他にもいろんな登山道があるし、ロープ-ウェーという強い味方もいるので、手ごろな登山として大人気なのもわかります。とはいえ、低山なのでこの時期の登山はあまりお勧めではありませんねぇ。歩いたのは午前中とはいえ、この日の最高気温は37.4度。汗びっしょりです。山頂はまだしも、下りてきてからの暑さの堪えようといったら半端じゃありません!夏の間は夜景を楽しむことができるよう天守の開館時間も延長されているようなので、そちらがおすすめかも。