☆データ☆ (100名城ガイドブックより)
・城地種類 平山城
・築城 天文6年間(1537) 織田信康
・主要城主 織田氏、小笠原氏、成瀬氏
(登城日: 2015年8月10日)
織田信長の叔父信康が木曽川沿いの標高88mの丘陵上に築いた城です。その後城主は目まぐるしく入れ替わっています。天正12年(1584)小牧・長久手合戦の際には、羽柴(豊臣)秀吉が大軍を率いて入城し、小牧山に陣をしいた徳川家康と戦いました。江戸時代に入り、元和3年(1617)、尾張徳川付家老、成瀬正成が城主となり代々受け継いで幕末を迎えました。明治維新で犬山城は廃城となり天守を除いて櫓や門は取り壊され公園となりました。明治24年(1891)の濃尾震災で大きな被害をうけた天守の修理・整備を条件に成瀬氏に譲渡され、平成16年(2004)まで個人所有という珍しい形態が続いていましたが、現在は財団法人の所有となり犬山市が管理を行っています。天守は天正(1573-92)、慶長5年(1600)などいくつかの説がありますが、現存天守の中では最も古いと云われています。
木曽川沿いの丘陵に建ち連格式の後堅固の構えとなっている
石垣
現存天守です
天守からの眺め(西)
ライン大橋、伊木山、岐阜城
天守からの眺め(北)
天守からの眺め(東)
天守からの眺め(南)
小牧山、名古屋方面
天守模型
天守内部
七曲門跡