マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

根岸さんぽ  2021.8.1(日)

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旧一等馬見所

旧一等馬見所(根岸森林公園

米国出身の建築家J・H・モーガンの設計で、1929年に完成した日本初の本格洋式競馬場「旧根岸競馬場」の一等馬見所。丸窓のある3つの塔が印象的な歴史的建造物です。またこの付近は高台にあるので、みなとみらい~丹沢の山並み~富士山も見渡せる絶景スポットでもあります。(根岸森林公園HP)

 

根岸駅馬の博物館根岸森林公園(旧一等馬見所) → 旧柳下邸 → 横浜市電保存館 (市電保存館前 / 滝頭バス停)約4km

 

 面白そうな企画展を見つけたのでちょっとお出かけ。ついでに近くをお散歩してきました。

 

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根岸駅からバスも出ているけど、15分もかからないからと歩いたのは選択ミス。駅から急な階段を上り始めてもう後悔。歩くんじゃなかった・・。不動坂にでて歩くとちょっとアメリカンなファイヤーステーション。根岸森林公園までもう少し。

 

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根岸森林公園

1866年(慶応2年)に開設された日本初の洋式競馬が行われた根岸競馬場(横浜競馬場)の跡地につくられた公園です。戦争中は海軍に、戦後は米軍に接収され、馬場内は米軍専用のゴルフ場となっていました。1969年(昭和44年)に接収が解除され、1977年(昭和52年)に根岸森林公園として開放されました。桜の名所でもあります。

 

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馬の博物館「特別展 サムライアーマー」

森林公園に隣接する根岸競馬記念公苑にある馬の博物館までやってきました。15分も歩いてないのに汗びっしょり・・。冷房のきいた博物館の中に入ってホッと一息。冷房はいいなぁ。こんな日はやっぱり歩くもんじゃありません。ということで、本日の目的地「特別展 サムライアーマー」。日本の甲冑は、騎乗する武士が身に着けることも多く、馬の文化とも密接にかかわっていることから企画されたそうです。有名な武士が身に着けていたものではありませんが、とても状態の良い甲冑が展示されています。ゆっくりじっくり見ることができました。時代によりデザインや作り方、素材も変化していって面白です。戦いの道具だけど、とても手が込んでいて丁寧に造られています。武士は、自分は安全な(と思われる)場所にいて指示するわけじゃなく、実際に戦うわけで覚悟が感じられます。ポニーセンターはコロナのため閉鎖されていました。

 

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旧一等馬見所

森林公園の中は日影も多いとはいえとても暑いです。この暑さの中、走っている人がいることにびっくり。オリンピックの影響でしょうかねぇ。こちらは日影を選んで歩いていきます。ドーナツ広場まで来るとレトロな建物が近くに見えてきました。廃墟のようになっているけど、存在感は抜群。手入れをして内部も公開できるようになればいいんだけど、米軍の施設があるからできないんだよね。米軍住宅エリアの返還に合わせて整備されるといいんだけどなぁ

 

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馬頭観音 

根岸台のバス停前あたりに大きな馬頭観音。由来はよくわかりませんが、競馬場に関係がありそうですね。

 

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根岸旧海岸線の森(根岸八幡神社の社叢林)

米軍施設の脇を進み林の中の急な階段を下りていきます。この林は、かながわの美林50選にも選ばれている「根岸旧海岸線の森」で、根岸八幡神社の社叢林です。スダジイタブノキなど様々な樹木が海蝕崖を覆うように生育し、土砂崩壊防備林保安林としての機能も果たしています。すっかり埋め立てられてしまっているけど、その昔はこのすぐ下まで海が広がっていたんだねぇ

 

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稲荷大神

階段を下った左手に小さなお稲荷さん

 

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根岸八幡神社

階段を下った右手には八幡神社。ご祭神は、八幡皇大神誉田別命・ほんだわけのみこと)。1400年ほど前、根岸の海の沖合に金色の光が現れ、八幡川の河口近くに着岸した神像を安置したのが始まりといい、江戸時代初期に現在の地に遷座されました。社殿の宮彫りがとても素敵です。この木鼻なんてすごくいい。

 

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旧柳下邸(根岸なつかし公園)

神社から2分程歩いたところにある根岸なつかし公園にあるのが、大正時代に建てられた旧柳下邸。近代和風住宅と関東大震災後に建てられた洋館、蔵で構成されています。無料で見学ができますが、コロナの影響で見学エリアが制限されています。玄関のタイルやお風呂場の窓枠や天井が素敵でした。制限解除されたらまたゆっくり見に行きたいです。

 

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横浜市電保存館

旧柳下邸から歩いて10分ちょっと。掘割川を渡って市電保存館まで足を延ばしました。明治37年(1904)から昭和47年(1972)まで“ちんちん電車”の愛称で親しまれていた横浜市電の保存館です。車両展示のほか、歴史コーナーやジオラマ、シュミレーターもあって楽しめます。市電は普段乗るわけじゃなかったから、近くの公園に運ばれてきた廃車になった車両で遊んだことの方が思い出に残っている。クリーム色の車体だったけ。あの公園はどうなっているんだろう。もうないんだろうなぁ。

 市バスで来ると割引になるそうです。「市電保存館前」や「滝頭」のバス停から、根岸駅磯子駅桜木町横浜駅上大岡駅などあちこちにバスが走っています。駅まで歩くのはちょっと遠いのでバスで帰ることにしましょう。

 

 この日の最高気温は34℃。早昼を食べてから出かけたので一番日差しの強い時間になってしまいました。根岸台の高低差約50mは、炎天下で歩くにはきつかったぁ。バスにすればよかったと思ったのでした。馬の博物館は、空いていてゆっくり見ることが出来たのですが、緊急事態宣言の発出により8/10~31まで臨時休館となってしまうそうです。オリンピックの選手が頑張っているのはわかるし、つい見てしまう。今日(8/8)で終わるけど、去年中止にしていれば、今年は帰省や旅行ができたんじゃないかとも思わずにいられません。いつまで続くんだろうねぇ

 「かながわの美林50選」知りませんでした。リストを見てみると大池公園や生田緑地も入っていました。神奈川なんとか50選とか100選って、いろいろとあるんですね。しばらく遠出もできそうもないので地元発見といきましょうか。