前回、大山道 柏尾通りで大山ケーブルまで行ってきたので、次は大山に登ろう!と思っていたら、大山山頂は氷点下で雪の便り。ヘタレなマダオは無理せず、暖かくなるのを待つことにしました。でも、下社までなら大丈夫そうなので、今回は大山道の田村通りを歩いてみることに。
四ツ谷不動 (大山道標)
四ツ谷交差点に到着。東海道歩きの時は藤沢から来て、ここで国道1号線に合流して東海道を平塚方面へと歩いていきました。今日はお不動さんにご挨拶をしてここから大山へスタートです。道標に従い右に道に進むと一の鳥居があります。
大山一の鳥居
万治4年(1661)建立され、天保11年(1840)に再建。大正12年(1923)に関東大震災で一度倒壊してしまいましたが、昭和34年(1959)に復興整備されました。一の鳥居の中央には天狗の面が睨みをきかせています。
鳥居をくぐって交差点を渡り歩いていくとすぐに地蔵尊のある分れ道にぶつかります。この道を左に行くのが大山道。大山道の道標は無くて句碑が建っています。「右野道 地蔵も花も 笑いけり」 右の道が気になるでしょ。前にこの辺りに来た時に歩いてみました。この先にも地蔵堂などがあって大山道よりも風情がある道です。でも右の道は野道。大山道ではないので今回は素直に左の道を歩いていきます。
クリーニング屋さんがみえたら県道44号線と合流。狭い道なのに結構車通りがあるから注意。正面に富士山を眺めながら歩いていきます。
しばらく新湘南バイパス沿いを歩いて県道に戻ったところにある案内板には、街道沿いののどかな村から町、そして茅ヶ崎市になり湘南の中核的都市となったものの、かつての農村風景が失われていく寂しさが書かれていました。
奥には大山街道の句碑もあります。
立派な銀杏の木がみごとな紅葉です
変電所前の交差点で45号線と合流して北上。寒川町に入ると富士山と大山のツーショット。大曲を歩いていきます。
景観寺を過ぎて八幡さまに立ち寄るとすっかり正月支度。そういえば昨日は煤払いの日だったけ。一之宮小入口の交差点脇には梶原景時館址があるのだけど歩道の反対側を歩いていたので場所だけ確認しながら直進します。
一之宮不動堂 (河原不動尊)
JTの倉庫の前で47号線に入り、目久尻川手前まで来るとカーブのところに不動堂。江戸時代に奉納された不動三尊像が中に安置されています。
神川橋
田村の渡し場跡
神川橋を渡り終えて川沿いを南に100m程下ると「田村の渡し場跡」の碑が建っています。中原街道と大山道の二つの往還の渡しでした。田村は両往還と八王子道が交差する所で旅籠屋などもありにぎわっていました。