マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

南西フランスから北スペイン横断9日間 (2014.06.15~6.23) その3

4日目 (6/18
 
 
 
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今朝は昨日散策したサン・セバスチャンの街を対岸の丘、モンテ・イゲルドから眺めます。目の前に広がるコンチャ湾。コンチャとは貝殻のこと。貝殻の形をしていることから名付けられたそうです。
 
 
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コンチャ湾のほうは雲がかかっていたけれども、丘の反対側は青空が広がっていました。
 
 
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サン・セバスチャンからバスでゲルニカまで移動してきました。ゲルニカ駅の前でバスを降りてトイレ休憩をしていたら、ちょうど列車がやってきたのでパチリ。
 
 
ゲルニカ (スペイン バスク自治州ビスカヤ県 /近隣のルモと連合したため正式名称はゲルニカ=ルモ
1937年スペイン内戦の際にフランコ軍を支援するドイツ軍により激しい爆撃を受けたことで知られています。人類史上初めての都市無差別爆撃として知られており、軍人同士が戦う戦争から一般市民が容赦なく巻き込まれる戦争へと変質していきます。戦争は人殺しです。人間は言葉という武器を持っています。言葉を交わし、議論を重ねていくことこそが大切です。
 
 
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ゲルニカ空爆を主題に描かれたパブロ・ピカソの絵の複製壁画。本物はマドリッドにあります。
 
 
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ゲルニカの街で見かけた散歩風景。絵になりますね。旅行中、犬の散歩をよく見かけました。バスク地方は大地も人も豊かな感じがします。
 
 
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ゲルニカ空爆の際に焼け残った議会と樫の木。現在の木は4代目に当たります。昔からバスクの人々はこの木の下で自治を誓ってきました。
 
 
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議会の天井にあるステンドグラス。樫の木の下で自治を誓う様子が描かれています。
 
 
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ビルバオに到着。お昼です。ロビーではとてもおしゃれな牛さんが出迎えてくれました。
 
 
ビルバオ (スペイン バスク自治州 ビスカヤ県 県都
1300年にディエゴ・ロペス・デ・アロによって建設されて以来、経済の中心地として栄えて来ました。19世紀からは工業都市として、現在はグッゲンハイム美術館を象徴とした新しい街へと変貌しているようです。古い建物に近代的な建築物。あちこちで工事が行われていて、仮囲いにはスプレーの落書き。活気はあるけど統一感のない雑多な印象の街です。これからどんなふうに変貌していくのか興味があります。
 
 
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街並み
 
 
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スビスリ橋とイソザキ・アテア
白いスビスリ橋は、アテネオリンピックのメイン会場を作ったスペインの建築がサンティアゴ・カラトラバの作品。奥に見えるツインタワー/イソザキ・アテア(磯崎ゲート)は磯崎新の建築です。
 
 
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橋との連結部分
 
 
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蜘蛛のオブジェ「ママン」のシリーズです。六本木ヒルズにもありました。世界中に9体もあるそう。ルイーズ・ブルジョアの作品。
 
 
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ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館の分館。近現代美術を中心に展示しています。フランク・ゲーリによる設計で曲線がとてもきれいな建物です。
 
 
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広場はちょうどクラシックカーツアーの休憩場所になっていて素敵な車がいっぱい。こんな車でドライブしたら気持ちいだろうなぁ
 
 
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グッゲンハイム美術館
入場はせずに中を通り過ぎて反対側に回ると巨大な犬のオブジェ「パピー」
今の時期はお花が満開でとってもカラフル。
 
 
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ビルバオ、ネルビオン川の河口付近に架かる世界遺産になっている世界最古(1893)の運搬橋。大きな船が通れるようにゴンドラで人や車を運んでいます。世界に8つある運搬橋の中で現在も現役なのはこの橋だけです。
 
 
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車窓にはごつい岩肌も見えてきました。ビルバオは谷の街だからちょっとだけ山越え
 
 
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ローマ帝国時代からある古い街で、中世の時代には重要な港でした。現在は海水浴リゾートとして賑わっています。
 
本日の宿泊地 サンタンデールに到着です。
サン・セバスチャンからサンタンデールは巡礼路の「北の道」にあたります。風光明媚で「フランス人の道」の次に人気のルートです。
この日、ワールドカップ予選ではスペインがチリに負け予選敗退が決まりました。
 
 
サン・セバスチャン ~(80km)~ ゲルニカ ~(35km)~ ビルバオ ~(100km)~ サンタンデール