☆データ☆ (100名城ガイドブックより)
・城地種類 平山城
永禄3年(1560)ころ 北条氏邦
(登城日: 2015年3月22日)
笹曲輪
石垣
伝御殿曲輪から鐘衝堂山方面
本丸跡
二の曲輪
堀と畝、土塁
三の曲輪・虎口
伝秩父曲輪
みたら池(伝逸見曲輪)
弁天社跡(伝逸見曲輪)
馬出
外曲輪
土塁
深沢川
荒川の対岸 玉淀から眺める鉢形城
鉢形城歴史館
外曲輪に建つ鉢形城歴史館。スタンプは受付に置いてあります。
エドヒガン
・鉢形城
上州、信州を望む重要な地点で、荒川と荒川の支流深沢川に挟まれた断崖絶壁の上に、文明8年(1476)山内上杉氏の家臣長尾景春が築城したとされています。後に北条氏康の四男氏邦が整備拡張し北関東支配の重要な拠点としての役割を担いました。天正18年(1590)の豊臣秀吉による小田原攻めの際には、後北条氏の重要な支城として碓氷峠を越えて来た前田利家、上杉景勝等の北国軍に包囲されました。一か月余りに及ぶ籠城の後、城兵の助命を条件に開城しました。開城後は廃城となり、徳川氏の関東入国に伴い、家康配下の成瀬正一、日下部定好が代官となりこの地を統治しました。氏邦は前田利家のとりなしにより剃髪し加賀に移ります。
寄居駅から歩いて10分程で荒川に架かる正喜橋に着きます。橋から荒川越しに鉢形城が見えてきます。橋をわたればもうそこは鉢形城の史跡。歴史館に行けば案内図がもらえるけど奥にあるので、駅前の観光案内所でもらっておくと便利。遺構がよく残っていたことから昭和7年に史跡の指定を受け現在は鉢形城公園となっています。園内では早春の花々がきれいに咲いていました。エドヒガンが満開になったら綺麗だろうな。ソメイヨシノもあったからこれからまだまだ楽しめますね。今日は寄居駅から鉢形城に移動してきたけど、ハイキングコースがいろいろ整備されているからいろんな楽しみ方ができそう。公園内は広いから城内をまわるだけでもいい運動になりそうです。荒川の対岸から見る鉢形城も必見です。