京の朝食 (イノダコーヒー本店)
まずは腹ごしらえ。寒いけどホテルから歩いて朝ごはんを食べに出かけました。
文明14年(1482)室町幕府八代将軍足利義政により建立。隠遁生活を過ごしていましたが、延徳2年(1490年)2月、同年1月に死去した義政の菩提を弔うため東山殿を寺に改め、法号慈照院にちなみ東山慈照寺と命名。
東求堂 文明18年(1486年)建立 国宝
義政の持仏堂。一層の入母屋造、檜皮葺の現存する最古の書院造。
展望所から眺める雪の銀閣もいいものです。遊歩道の雪はきれいに掃かれています。寒い中ありがたいことです。
永観堂付近にある熊野若王子神社横から始まり、銀閣寺道バス停付近の白川通今出川交差点まで琵琶湖流水分線に沿って続く約2キロの道は、京都学派の哲学者・西田幾多郎や田辺元らが散策したため「哲学の道」と呼ばれるようになりました。桜の季節は人が多くて歩くのも大変だそうですが、この雪の日は人とたまにすれ違うくらいの静かな道でした。これなら素敵な考えも浮かびそう。
若王子の廃業になった喫茶店のワゴンには猫がいっぱい。餌をあげている人や写真を撮っている人。猫好きにはちょっとした有名スポットです。
法堂
豊臣秀吉の寄進した法堂は明治28年に焼失し、現在のものは明治42年に建立されたもの。
TVでおなじみの水路閣。お寺の境内に水路を通すことに批判も多かったそうですが、赤煉瓦のアーチ橋はとても素敵なデザインです。
琵琶湖流水 琵琶湖の湖水を京都へ引くための水路。明治18(1885)年着工、明治23(1890)年完成。
南禅院
方丈
大方丈は天正年間豊臣秀吉が建造寄進した御所の清涼殿を慶長16年(1611)に移建。小方丈は桃山城の小書院を写したもの。本物は傷みが激しくなったため大方丈の襖絵は、デジタルで再現されていました。小方丈の虎の絵も有名です。なんだか可愛らしい虎の絵です。そして気になったのがどう見ても豹が一緒に描かれていたこと。調べてみたら、なんとこの時代、豹はメスの虎と思われていたとか。本物を見ることなんてなかなかできることじゃなかったものね。
三門に登ってみました。雪もあがって、眺める景色は石川五右衛門気分
「絶景かな 絶景かな」
蹴上インクライン
琵琶湖流水の大津から宇治川に至る20,2キロの舟運ルートの途中、蹴上船溜まりから南禅寺船溜まりまでの間は高低差が大きいため、船をインクライン(傾斜鉄道)の台車に載せて、この坂を昇降させていました。蹴上インクラインは延長581,8メートルで世界最長。1890年代に完成、1940年前後に休止。形態保存。
京都最後のランチは京都駅でいただきます♪
富士山
綺麗な富士山を眺めながら帰途へ。
雪の京都もなかなかいいものです。今回は欲張らずにのんびりと京都を楽しんできました。