蓮(原始蓮)
ここに植えられている蓮は、一重の大きな花が咲く「原始蓮」という種類で、大阪府の天然記念物にも指定されています。園内には様々な品種が植えられてきたそうですが、背丈が高く繁殖力の強いこの品種が残ったそうです。三渓の在世中は、大池一面に蓮が植えられていたそうです。
早朝観蓮会に行ってきました。この時期だけ朝の6時から開園ですが、なかなか起きられずにやっと8時前に到着。出がけは雨が降っていましたが、三渓園の門をくぐるころにはすっかりいいお天気になっていました。後で聞いたら、長~~い梅雨がこの日の午後にやっと開けたそうです。
「つぼみ」
園内に三渓園の蓮(原始蓮)の特徴が書いてありました。
「1日目 花弁が開ききらない」
「2日目 花弁が開き、花托は黄色」
「3日目 花弁がしおれ、花托は緑色」
花弁が見えなくて、3日目かどうか怪しいけど・・・
「 4日目 花弁の基部が白くなり、散る」
「花托だけになる」
こんな感じに4日で花は散ってしまうそうです。
蓮池の奥には三重塔も見えます。
大きな大きな蓮の葉
今年の「蓮の葉シャワー」は見るだけ
蓮池ではトンボがたくさん飛んでいました。
旧天瑞寺寿塔覆堂(内苑)
こんなところにも蓮がありました。園内には蓮がまだまだ隠れているそうです。
朝がゆ(三渓園茶寮)
お楽しみのひとつ。早朝観蓮会限定のメニューです。朝から贅沢な気分です。
三渓園の蓮の花はとっても大きく華やかできれいでした。原三渓が見ていた蓮の花はもうないけど、三渓記念館に展示されていた三渓の描いた絵の中には、白蓮がとても静かに咲いていました。三渓園のシンボルは三重塔だとばかり思っていましたが、この時期は蓮の花ですね。
もうちょっと早く(時期も時間も)に出掛けようと思いつつ、最終日前日にやっと行くことが出来ました。出かけられないのは、なんだか気分が乗らないからなんだけど、出かけてみれば気持ちのいい一日が過ごせました。ほぼ自宅と会社の往復で過ごしていて少し気分が滅入ってきていたので、ちょうどいい気分転換になりました。