尾瀬ヶ原は東西6キロ、南北2キロメートルの広大な湿原で、春から秋にかけてミズバショウ、ニッコウキスゲなど多くの湿原植物が有名です。尾瀬ヶ原を含む尾瀬は、1934年に日光国立公園の一部として国立公園指定をうけ、1960年には国指定特別天然記念物に、そして2005年には、ラムサール条約登録地に選ばれました。2007年には日光国立公園から分離し、近隣の同じような自然環境を持つ田代・帝釈山域や会津駒ケ岳を新たに編入して尾瀬国立公園として独立しました。1960年頃の尾瀬ブームで湿原が踏み荒らされ荒廃するなど、環境の危機に直面したこともありましたが、熱心な自然保護活動により回復しています。木道敷設、トイレの浄化槽設置、ゴミ持ち帰りなど環境保護活動の試みを続けてきた地域です。
1日目
鳩待峠 → 山の鼻 → 尾瀬ヶ原 → 見晴・原の小屋(泊) 約9km
夏が来~れば思い出す♪ 行ってみたいと思いつつ行ったことがなかった尾瀬にやっと行ってきました。初めてなのでガイド付きのツアーに参加。横浜は朝から冷たい雨。バスに乗って関越道を走っている時も雨。沼田ICで降りたころから小雨になり尾瀬戸倉でバスを乗り換えたころにはやっと雨も上がって、鳩待峠についた時には雲はまだ多いもの晴れ間も見えてきました。尾瀬も午前中は雨が降っていたんだって。でももう雨具の必要はなさそうです。
鳩待峠
マルバダケブキ
山道にもいろいろな花が咲いています。
ブナの木
水の豊かな森です。熊の爪痕がある木もたくさんありました。
綺麗な青い実をつけていました。
視界が開けると至仏山が見えます
ETの木
何の木だが忘れちゃったけど、幹がねじれてまるでETのようです
木道
気持のいい樹林帯の山道の大部分は、木道や木段になっていて歩きやすくなっています。
山の鼻ビジターセンターまでは山道を歩いてきましたが、ここを過ぎると湿原が広がります。
歩荷さんの荷物は重そうです
小さくてかわいいトンボです。他にも小さな水色のトンボや黒いトンボ等沢山のトンボがいます。
ネバネバの粘液で虫を捉える食虫植物です
木道
尾瀬ヶ原は湿原を守るため、すべて木道の上を歩きます。材料は全てヘリコプターで空輸され、ふるくなった木道もヘリコプターで撤去されます。その結果木道整備は1メートルあたり12万円ほどの費用がかかります。
例年ならもっと沢山咲いているはずですが、今年は花の数がとても少ないそうです。
ミズバショウの群生地
ここは牛の首と至仏山の典型的な撮影スポットとか
沼尻川
この川を渡ると福島県に入ります。
ワレモコウ
もう咲き始めています。今年は季節が早く流れています。
見晴
山小屋が見えてきました。本日の宿泊は尾瀬ヶ原の北の端にある見晴です。
見晴(原の小屋)
昔、尾瀬に行った人から聞いたのは雑魚寝の山小屋でしたが、今のトイレは水洗だし、石鹸やシャンプーは使えないもののお風呂もあり快適。個室もあります。シーズンに拠るのかもしれないけど手足を伸ばしてゆったり。トイレに起きた時に間違って人の頭を踏んづけることもありません。ただ寝ているときに暑すぎて何回も起きてしましました。
早めの晩御飯後に湿原を散策。気温もグッと下がり上着が必要です。雲が多くて少し雨もパラついてきました。星は見えそうにありませんが、幻想的な景色がひろがっています。明日も晴れますように。