マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

学生駅ハイ・温泉いっぱい 花いっぱいの熱海を歩こう!(1/16~3/6)  2016.2.11(木)

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熱海
徳川家康が湯治に訪れ、その後江戸城に温泉を運ばせたことで、広く知られるようになった熱海温泉。江戸時代には文化人が訪れるようになり、紀行文を残しています。明治時代に入ると、皇族をはじめ、政財界の重鎮、著名な文人墨客が別荘を構えるようになりました。また、志賀直哉坪内逍遥谷崎潤一郎など、名だたる文豪も熱海に滞在したり移り住んだりして、数々の名作を書き上げています。大正時代に熱海の三大別荘として賞された「起雲閣、唯一日本に現存するブルーノ・タウトの和風建築として重要文化財に指定されている「旧日向別邸」では、当時の暮らしぶりを感じることができます。(熱海観光協会HPより)
 親水公園のテラスから眺めると、まるでヨーロッパのリゾートのようです。


熱海駅/観光案内所コンシェルジェ→ ①来宮神社 → ②熱海梅園 → ③湯前神社 → ④大湯間欠泉 → ⑤お宮の松 → ⑥熱海サンビーチ→ ⑦親水公園 → ⑧熱海観光協会(ワカガエルステーション)→ ⑨起雲閣 → ⑩芸妓見番 → 観光案内所コンシェルジェ/熱海駅 約7km



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 熱海駅前には足湯があります。祝日だから、人がいっぱい。スタートは足湯の前にある駅ビル内の観光案内所コンシェルジェ。今回の駅からハイキングは静岡県熱海高等学校の学生が考えたコース。受付を済ませたら賑やかな平和通り商店街を抜けて歩き始めます。


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野中の湯
熱海七湯のひとつ。小沢の湯では卵を持参すれば温泉卵を作る事が出来ます。


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①來宮神社
「古くから心願成就のパワースポットとして賑わい、健康長寿など「木」に宿る神々をお祀りする神社として崇敬を集めています。御神木大楠:樹齢二千年以上、周囲23.9m、高さ約26m以上、日本の巨樹・巨木調査全国第2位。御神木の幹の周りを一周すると寿命が1年延びるといわれています。」
立派な楠の周りをぐるっとまわって1年かぁ。「黒たまご」なら1個食べただけで確か7年だったよね。樹齢二千年よりもはるか以前から続いている火山活動のほうがすごいパワーをもっているってことだぁ。「黒たまご」早く再開されないかしら。


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「日本一早咲きの梅で有名な熱海梅園は明治19(1886)に開園しました。樹齢100年を超える梅の古木を含め59品種・472(平成2711月現在)あります。梅に始まり、桜、新緑、紅葉と、梅園は一年中楽しめる庭園です。」
だいぶ咲き始めていました。満開にはもう少しかな。イベント満載で屋台もいっぱい出ていたので、お団子かじりながらのんびり見学といきたいものですが、人の多さには閉口。外国からの団体客も沢山来ていました。


 
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③湯前神社
「熱海温泉の最初の元湯である「大湯」の前に祀られた神社ということで湯前神社と名付けられました。」
 梅林から来宮駅を通り過ぎ、坂を下って湯前神社に向かいます。なんとこちらの手水場は温泉です。あったか~い。


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④大湯間欠泉
「かつて間欠泉で世界でも有名な自噴泉でした。昼夜6回湯と蒸気を交互に激しい勢いで噴出し、地面が揺れるようだったそうです。明治末期には停まって関東大震災の時に再び自噴。しかし昭和の初めに止まったため昭和37(1962)、人工的に噴出する間欠泉として整備され、市の文化財として保存し現在に至っています。」
 噴出してなくてちょっと残念。それにしても自然は不思議な形の岩を造るものですね。


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「小説「金色夜叉」の中で、貫一とお宮の熱海海岸での別れの場面の舞台になったといわれ、かつては「羽衣の松」とよばれていました。」
 急な坂を下りて海岸線までやってきました。お宮の松の隣には、貫一お宮の像も建っています。読んだことはないのだけど、「今月今夜のこの月を~」は有名だよね。


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⑥熱海サンビーチ
「昼間は青い海にヤシ並木が続く砂浜がまるでリゾート地にイルカのような雰囲気が、夜になると砂浜がライトアップされて幻想的な雰囲気に変わります。夏の海水浴場、年中行われる花火大会の観覧場所としても人気のスポットです。」
 1988年に全面オープンした人工ビーチ。生活排水がはいらないため水質は最高だそう。


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⑦親水広場
「ヨーロッパをイメージして作られたデッキは日光浴や記念撮影など、お散歩に最適なスポットです。」
 ビーチの端に造られた広場。のんびりとするには最適のスポットです。


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熱海市観光協会ワカガエルステーション
熱海市内の宿泊、観光、イベント情報を聞くならここに。ベビーカーや車いすの貸し出しも行っています。」
 気になる名前は以前「伊豆ワカガエル」というスローガンをもとに行っていた観光キャンペーンに由来するそう。で、もっと気になったのが自販機に描かれたおじさん!調べてみると、熱海温泉ホテル旅館協同組合公式キャラクター「熱海の妖精☆あつお」HPによると、「若かりし頃、社員旅行で訪れた熱海温泉に魅せられて、熱海から離れたくなくなってしまったところ、いつの間にか妖精化、熱海に住み着くことになった、心は乙女、見た目はおじさまの妖精。秘密装備の魔法スティックでなんでもできるとか」


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渚小公園の熱海ざくらは見ごろを向かえていました。


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⑨起雲閣
「大正8(1919)内田信也が実母の西洋の場所として建てた建物が、昭和22(1947)に旅館として生まれ変わり、熱海を代表する宿として、日本を代表する文豪たちにも愛されてきました。緑豊かな庭園、日本家屋の美しさをとどめる本館と離れ、そして独特の雰囲気を持つ洋館。優美な気品を醸し出すこれらの施設は歴史的・文化的遺産として未来に継承されています。」
 このころに造られた別荘というのは贅が尽くされていますねぇ。2代目の根津嘉一郎の時代に建てられた洋館が素敵です。その後旅館となり、文豪たちがここで執筆をしていたそうですが、昔の文豪というのは贅沢なところで執筆していたんですね。もちろん尾崎紅葉も泊まっています。


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⑩芸妓見番
「芸妓見番は芸妓衆がお稽古をする場所で、平日はお稽古の風景も見ることができます。(不定期開催)また、毎週土日には「湯めまちをどり華の舞」(有料)を開演しています。」
 現在熱海には150名の芸者さんがいるんだって。


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 糸川沿いでは、熱海ざくら祭りが開催中でしたが、もう見ごろは過ぎていました。川沿いにある海の生き物のオブジェがかわいい。
 
 
 後はひたすら坂を登って駅を目指します。私の中の熱海は社員旅行のメッカで、バブルがはじけた後は旅館がどんどん廃業してさびれた印象。ですが、ここにきてだいぶ変わっているようです。旅館やホテルも新しく生まれ変わってきていて、昔のような団体向けから個人向けに変わってきているようだし、何よりも若い人が多く来ているのにびっくり。若い時には熱海に行くっていう感覚はなかったから。これからどんどん面白くなりそうな街です。