マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

大菩薩嶺・大菩薩峠   2015.5.16

天気予報のとおり朝起きると雨でした。個人だったら絶対行かないんだけど、今日はツアーなので出発です。雨の中、山梨県にある大菩薩嶺に向かいます。雨のせいか中央高速もスイスイ。うとうとしていたらいつの間にか上日川峠に到着です


上日川峠(1600m) (唐松尾根) → 雷岩 → 大菩薩嶺(2057m) 大菩薩峠(1897m) → 上日川峠  約8km


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上日川峠
標高1600mにある上日川峠に到着。小雨のなか登山道へと向かいます。福ちゃん荘までの道は濡れてはいるけど歩きやすい道


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福ちゃん荘まで来たところで唐松尾根から雷岩に行く道と大菩薩峠に行く道に分かれます。今回は唐松尾根を登って大菩薩嶺を目指します。雨はほとんど止んできたのでレインウェアを脱いで、湿った空気の中、カラマツ林の中を歩いていきます。空気が気持ちがいい


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カラマツ林を抜けると急な登りが続きます。ふと後ろを見ると富士山のすそ野が見えるじゃありませんか!雨なので期待してなかっただけにうれしい


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雷岩
雷岩からの眺めは雄大でいくら見ていても見飽きないくらい。南アルプスは雲で隠れていました。ここでお昼休憩。歩いている間は暑いくらいだったのに立ち止まった途端、体が冷えてきます。さすが2000mを超える山だ。あわててレインウェアをきます。開けているから休憩にはもってこいだけど風が強い日は寒いね


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雷岩から10分程歩くと大菩薩嶺。標高2056.9m日本百名山の一つです。筑波山に次いで2座目。まぁ百名山を踏破する気はないけどね。山頂だけど樹木に覆われていて眺めは全然ありません。雷岩のほうが山頂にいる気分


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雷岩に戻ってきました。
ここから大菩薩峠に向かいます


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ここが標高2000m地点


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空が少し明るくなってきました。
なだらかな稜線を歩いていきます


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富士山を眺めながらの気持ちのいい稜線歩き。風が冷たかったけど、もっと強風だったらきっとここは怖いだろうなぁ


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途中にあった賽の河原が昔は峠だったそう。山小屋の介山荘の介山は未完の大作「大菩薩峠」を書いた中里介山からとったもの。読んだことはないけど映画は見たことがある。幕末の狂気の剣士の話。血なまぐさい話が苦手な人は読まなほうがいいかも


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藤緑荘
峠にあった介山荘ではなくここで介山は「大菩薩峠」を執筆していました。ここからは舗装された道を通って上日川峠まで戻ります


歩き始めた時は雨が降っていましたが、途中から雨も上がり富士山も見ることができました。標高差457mの山歩き。とはいえ2000mを超える山だと気温の差は平地とは全然違います。歩いて汗かいていたら止まった瞬間すぐに冷えちゃう。こまめな温度調節が大事だと実感。2000mを超える山に登ったのは初めて。車で富士山五合目や、立山黒部アルペンルートの室堂には行ったことがあるけど乗り物で行くのとはやっぱり違う。晴れていたらもっと気持ちがよさそうだけど、きっと登山者もずっと多いんだろうね。帰り道で渋滞にはまることもなかったし、ちょうどいいお天気だったかも。距離的にもレベル的にも無理のないコースでした