入生田駅を降りて歩道橋を渡り神奈川県立生命の星・地球博物館を目指します。地球博物館の前には一夜城への案内板が建っています。地球博物館は楽しいけど、今日は横目に見ながら早川を渡ります。
坂道を登っていくと大きな石がありました。17世紀前半の江戸時代初期に早川石丁場郡関白沢支群から江戸城へと運び出そうとした石垣用石材とか。
歩道がないところは側道を歩いていきます。
いったん歩道に戻りしばらく行くと階段です。上がって山道に入るとシャガの花が迎えてくれました。
途中にある石垣用石材には刻印や銘文が刻まれています。
スダジイの古木
入生田からの道案内は、自然を楽しむ 説明板。
この先、坂を上った分れ道で石垣山農道を一夜城へと進みます。右へ行く早川・片浦ウォーキングトレイルは根府川駅へと続きます。
一夜城の駐車場にある一夜城ヨロイヅカファームで海を見ながらちょっと一休み。店内には鎧塚俊彦シェフのおいしそうなスイーツ。夏のような日差しの中、坂道を登ってきた体にはライムの香りのソフトクリームがピッタリ。GWとはいえ平日に人が多いのはこのおかげ?入生田駅から一時間ほどで到着です。
豊臣秀吉が北条攻めのために築城した一夜城。堀や櫓の骨組みを作り、白紙を貼って白壁のように見せかけ、完成したら一斉に周りの木を伐り一夜のうちに城ができたと思わせました。実際には約80日間かかったそうです。
本丸から見た二の丸
真ん中の植木はひょうたんの形。城内の案内柱にもひょうたんがのっかています。
本丸址
本丸の標高は255~257m。面積およそ7,500㎡。シャガの花が咲き乱れています。
展望台から見た箱根
井戸曲輪跡
もともと沢のようになっていいた地形を利用した井戸の跡。石垣で囲むようにして作られ当時の姿をよくとどめている部分です。奥のほうは立ち入り禁止になっていて途中までしか行かれないようになっていました。
この辺りの石垣にも「危険」の看板・・・・
関白農道
淀君の説明板を過ぎたあたりで、軽トラで野菜を売っていた農家の方に筍はいかが?と声をかけられました。筍はちょっと重いから、おすすめの湘南ゴールドというミカンを買いました。見た目はあまり良くないんだけど、甘くてすっごくおいしかった。これはおすすめ。早川に行くと言ったら、急な坂道だけど早い近道を教えてくれました。白いガードレールの道をまっすぐ行きます。ひたすらまっすぐな急坂なので苦手な人は、説明板のある海蔵寺まわりの道のほうがおすすめかも。早川駅から来ると太閤一夜城址という赤い矢印の案内板がある道が関白農道です。
小田原漁港
新幹線と東海道線のガードをくぐり歩道橋を渡って40分ほどで小田原漁港へとやってきました。
お昼は魚市場の2階にある魚市場食堂。並んでます。今日は30分待ち。
御幸の浜
漁港から早川を渡り、小田原文学館のある桜並木の西海子小路を抜け、海へと出てきました。気持い~い
御感の藤
浜辺で一休みしたら、小田原城へ向かいます。南入口脇の藤が見ごろです。
5月3日は北条五代祭りがおこなわれるそうで、城内は準備の真っ最中でした。
夏のような日差しのいいお天気でした。気温は高いけど、この時期はまだ湿気が少ないから吹く風も気持ちがいい。楽しいお散歩になりました。