マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

(六合駅) ~ 島田宿 ~ 金谷宿 ~ 日坂宿 ~ 掛川宿 (3/9)

春を通り過ぎて一気に初夏になってしまいました。3/9の静岡の最高気温はなんと24度!
立春の後はまた寒い寒~い冬に戻ってしまい梅も河津桜もやっと満開になった位なのに。
気温差が大きすぎて何を着ていけばいいのかしら・・・・。
少し風が強くて花粉や黄砂、PM2.5も気になるところですが、
暑かったので風があってちょうどよかったです。
今日みたいな強風で見るからに黄砂バリバリでなくてよかったぁ。
(3/10の関東地方は黄砂じゃなくて「煙霧」というらしい・・。
夜からはまた冬に逆戻り。このところのお天気にはついていけません!)
  ----☆☆
 

早起きをしたので六合駅に着いたのは8時過ぎ。コンビニでおにぎりを買って国道から旧道へ入ったらスタートです。

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道悦島西で国道へ戻り御仮屋で国道を分かれてしばらく歩くと島田宿へと入ります。
歩道には「島田大帯まつり」のタイルがいたるところにはめ込んであります。
 
 
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大川神社 
境内にある帯祭大奴像です。島田に嫁入りをすると神社に参拝後、丸帯を持って挨拶回りをしたことからお祭りが始まりました。
 
 
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島田宿大井川川越遺跡
川会所や番宿、札場などがあります。3月ということでそれぞれの建屋にお雛様が飾ってありました。
 
 
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川会所 大高欄連台
川札の値段は 股通/48文、帯下通/52文、帯上通/68文、乳通/78文、脇通/94文。
最低の肩車で川越人足1人、手張(補助者)1人で川札2枚が必要。股通で96文。1文30円として2880円。
大高欄連台を利用したら担ぎ手16人、手張4人に台札の合計52枚が必要だったので股通でも2496文だから74880円!
贅沢な旅です。
 
 
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大井川
「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」
奥に見える橋をこれから渡っていきます。その前にちょっと河原で一休み。朝早すぎてパンをかじってきただけだったのでここでおにぎりタイム。スタミナ補給をして峠越えに備えなきゃね。
 
 
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大井川橋
長いです! 1026.4mもあります。 いよいよ駿府の国と分かれ遠州へと入っていきます。
 
 
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金谷宿 
水神公園にある看板です。今日の大井川は水が少なかったけどこんなに深かったら渡るのも大変だったでしょうね。
大井川鉄道の線路を超えJR金谷駅手前のガードをくぐると少し坂がきつくなってきます。
 
 
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金谷坂石畳
駅を超え看板の通りに進むと石畳に入ります。丸い石の石畳なので歩きにくいぞ!
自転車で超えようとていたカップルがどうしようかと迷っていたけど、すごーく大変だと思う。
 
 
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すべらず地蔵
石畳の中腹にあります。合格したい人はお参りを。
 
 
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粟ヶ岳「茶」の字
石畳を抜け武田勝頼が築いた諏訪原城跡を過ぎると目の前に「茶」の字が見えてきます。
 
 
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菊川坂石畳
道路を渡ると菊川坂石畳が始まります。結構きつい下り坂に丸っこい石が敷き詰めてあるので滑らないように注意。眼下に菊川の里が見えてきます。
 
 
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菊川
金谷坂菊川坂と上って下った先が菊川の間の宿。菜の花がきれいに咲いていました。春だねぇ。
 
 
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小夜の中山峠
しばらく行くと峠へと入っていきます。突然急な上り坂!キツイぞ!
最初の急坂を上りきればあとはふつうの上り坂。昔はさみしい山道だったのだろうけれども今は茶畑の中の気持ちいい道です。
 
 
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久延寺
山内一豊徳川家康をもてなした茶亭跡もある名刹です。
 
 
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扇屋
やっと峠の頂上です。立ち寄るとこの先の情報や昔のお話をいろいろ教えてくれます。土日祝日のみ開いてます。
 
 
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ここからも「茶」の字がよく見えます。この辺りはゆったりとした下り坂。
 
 
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途中に生えていた木。枝に瘤のような泥のような塊がいっぱいついてます。なんだろう。
 
 
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二の曲り
急な坂を上ってきたんだから急な下り坂もあるよね。扇屋のおばさんに聞いていた通りすごい急坂です。でも日坂の小学生たちはこの坂を上って久延寺まで遠足に行ったんだって。
 
 
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昔は坂を下るとすぐに日坂の宿がひろがっていたそうだけれども今は道路で一部削られてしまっています。バイバス脇の梅がきれいに咲いていました。
 
 
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藤分
日坂宿最後の問屋役を務めた商屋。昔の雰囲気が残っています。
 
 
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川坂屋
脇本陣に次ぐ宿屋で格子や欄間がとても素敵です。でも道路拡張のため一部は削られてしまったそう。
 
いっぱい歩いてお腹もすいてきた。「岡パン」というパン屋さんがあったので覗いてみるとおいしそうなハンバーガー。この先の状況がよくわからなかったのでここで食べてもいいかと聞くと大丈夫とのこと。ひとりなら座れそうなベンチがあったのでちょっといただくことに。お客さんも少なかったので奥さんにお茶も入れていただいておしゃべりしながらいただきました。この辺りも子供が減って過疎化が進んでるとのこと。車がないと生活するのも不便で、通学とか大変で外に出て行ってしまう人が増えているんだって。ずっと残っていて欲しい気持ちのいい宿場町です。
 
 
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事任八幡宮
「思いのままに願い事が叶う神社」として最近はパワースポットとして俄然注目されているそう。
本殿で参拝したら社務所で白い布を借りてぜひ本宮まで行ってみてね。階段はきついけどすごく気持ちのいいところ。いっぱいパワーをもらってきました。
パン屋さんの息子さんが子供のころはほとんど訪れる人もほとんどいなくて子供たちの遊び場だったそうだけれども今は若い子たちがいっぱいいました。べンチがいっぱいあったからパン屋さんでパンを買ってここで食べるのもおススメ。パイパスのほうまで歩くと道の駅もあるからそこでもご飯が食べられます。
 
 
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馬喰橋
この先は車道沿いに歩いていきます。八坂ICで旧道へと入るのだけれども工事中で通れませんでした。13日までだって。なので伊達方一里塚は見られませんでした。
本村橋で国道と分かれて馬喰橋までやってきました。欄干の形が馬の顔になってます。
 
 
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新町七曲り
掛川宿へと入ります。敵の侵入を防ぐために道が曲がっています。途中工事中で回り道になっていたけれども覗いたら工事はしてなくて通れそうだったので地図を頼りにちゃんと通ってきましたよ。
 
 
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掛川城
東海道から離れて掛川城を見学。天守閣は平成6年に再建されました。
 
 
 
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掛川城 御殿
現存する数少ない城郭御殿の一つです。こちらにもお雛様が飾られていました。
 
 
お城見学をして今日はここまで。掛川駅へと向かいます。
来た時と同じく在来線を乗り継いで帰ります。遠いなぁ~。でもね、今は18きっぷが使えるから4月10日までにもう一度来れば十分元が採れるのだ。頑張ろう。
歩行距離:約24キロ