マダオなWALKING′!

まるでダメなオバサンによる まったりダラダラお気楽旅

箱根宿・西坂 (箱根町~三嶋大社) ~ 三島宿  (9/22)

朝、目覚めると空はどんより雨模様。
天気予報は曇りところにより晴れ。にわか雨が降るところも って、なんでもありじゃん・・・
とりあえずパンとコーヒー、りんごジュースだけの簡単な朝食を済ませて外を見ると雨・・・だよね。
しばらくグズグズしてみる。あまり変わらないけど西のほうがお天気は良さそうなのでとりあえずバス停へ。
外は上着を着ないと肌寒いほど。バスは霧の中を走って芦ノ湖へとむかいます。
 
箱根町についた頃には雨も小止みに。
駒形神社へ続く分かれ道の道端にある標識のところで掃除をしてるおばさんとちょっとおしゃべり。
おばさんも山中までは歩いたことがあるそうで詳しく道を教えてくれました。
「気をつけていってらっしゃい!」の言葉に元気をもらっていざ出発! 時計は9時を廻ったところ。
 
 
 
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向坂、赤石坂、釜石坂と箱根峠へ続く石畳の旧道入口。
ここは昔の面影がよく残っています。
 
入口の石仏に今日の安全を祈願。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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一号線に出ると左手に道の駅箱根峠
ちょっと寄り道。芦ノ湖がきれいに見えるはずだけど・・・。

道の駅から箱根エコパーキング(ハコP)までは歩道もない道を歩いていきます。車に注意。
静岡県に入りました。ハコPで新箱根八里記念碑(峠の地蔵)に挨拶をして西坂へと向かいます。
 
 
 
 
 
 
 
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舗装路をしばらく歩くと旧道の入口に着きます。
案内板や東屋がある広場の脇の薄暗い笹のトンネルが旧道。
東海道ってわかってなければ躊躇するような入口です・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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トンネルに入るとこんな感じ。
だ~れも居ないし、ちょっと不気味・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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「かぶと石」
兜の形からとも、
豊臣秀吉が小田原攻めの際に兜を置いたからとも言われてます。
 
戦国時代もこの石は人々を眺めていたんだね。
 
もとは国道に近いところにあったそうですが
工事の際ここに移されました。
 
 
 
 
 
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分岐点にある案内板はありがたい。
右の道のほうが立派そうだけど左の道を歩いていきます。

湿った土に新しい足跡がいくつか。
今日も東海道を歩いている仲間がいると思うとうれしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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「念仏石」
昔の人は大きな石や木、いろんなものに神様を見出して祈っていたんだよね。
自然と敵対せず折り合いをつけて上手く共存。今こそ見習っていかないといけないよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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森の中の石畳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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草ぼうぼうの石畳
 
こんな石畳を代わる代わる歩いていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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歩いていくと民家の軒先に出ます。
明らかに庭を横切ってる!?
 
でも正しい道らしい

庭先のコスモスがきれい!
もう秋ですねぇ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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いったん国道に出て横断したらまた旧道へと入ります。
三島市に入りました。
このあたりの石畳はきれいに整備されています。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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「雲助徳利の墓」
大酒のみで事件を起こして雲助になった男の墓です。
剣術に優れ読み書きもできたので雲助達のいい兄貴分だったそう。
大酒のみの彼を供養するために杯と徳利を刻んであります。

東坂の案内板によると雲助の条件は3つ。
1力持ち、2荷造り上手、3歌の上手いこと

悪者にされることも多いけど愛すべき縁の下の力持ちだったんじゃないのかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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山中城跡公園」
戦国時代の北条氏の城でしたが秀吉軍により落城。
400年前の遺構そのままに石を使わない土だけの珍しい山城です。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
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山中城売店の裏からまた石畳の旧道へ。
日当たりのよいところはすぐ草ぼうぼう。
今日は地元の人たちが草刈りをしてました。
ありがたいことです。

国道を自転車で走っている人をよく見かけますが旧道を走っている人も。石畳は大変だよねぇ。

ビューポイントの富士見平を通るけど晴れていても雲が多いので富士山は見えません。
国道を横切ってどんどん進みます。
 
 
 
 
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笹原新田では現在「箱根西麓・三島大吊橋」が総工費30億をかけて工事中。
歩行者専用としては日本一長い吊橋になる予定とか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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「こわめし坂(下長坂)」
急勾配で背に負った米も人の汗や蒸気で蒸されて強飯のようになるからと名づけられました。

本当に急な坂です。足の大きさが左右微妙に違っていて右足が少し小さいから、今まではさほど気にならなかったのに、この急な下り坂では靴の中で足が前に動いてしまって疲れます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
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ここからも富士山がきれいに見えるはずなんだけど裾野しか見えません。

東海道を歩き始めてからまだ一度もきれいな富士山を見てません。
晴れていても雲が多くてなかなか姿を現してくれないんです。
いつになったら会えるかなぁ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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題目坂、六地蔵、草ぼうぼうの臼転坂、箱根路石碑を経て初音ヶ原石畳遊歩道へ。

よく整備されている歩道です。
途中の「錦田一里塚」は対になっていて旧態を保っている日本橋から28番目の一里塚です。
石畳も再現されていて風情があります。
 
旅人にはうれしいけれども生活道として毎日歩いているお年寄りたちには少し歩きにくそう。
 
 
 
 
 
 
 
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愛宕坂をくだり東海道線の踏切を渡ると西坂もそろそろ終わり。
街中へと入っていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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三嶋大社に到着!
 
お参りをしておみくじを引きます。
小吉・・・とりあえず外見は繕って安定して見えますが中身が伴ってません。中身を充実させましょう。
そんな感じでのことが書いてありました。
いろいろ思い当たることあり。当たっているわぁ。
いろんな意味で頑張らないと!
 
 
 
 
 
 
 
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世古本陣跡を過ぎ三石神社へ。
 
まだ14時だけど今日はここまで。
後は三島の街を散策しながらゆっくりと帰る事にしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
箱根越えといっても東坂と西坂では全然違います。
東坂はまるっきり山の中。
西坂のほうは山の中を歩いていても開放感があります。
視界が開けると遠くに海や富士山が見えるからなんだろうね。
箱根までは街中を車と一緒に歩いていたからこの2日間は歩いていてもとても気持ちがよかったです。
 
歩いている間は大丈夫だったけれども、昨日今日と足にきてます(^^;
距離としてはたいしたことはないけれども普段使わない筋肉をつかってたんだろうなぁ
 
歩行距離: 15キロ